言語発達とパズルに関係ある!?当時、私には想像もつかない組み合わせで、その関係性について知った時はかなり驚いたのを覚えています。それを教えてくれたのは、娘の言語療育を担当していた小児の言語発達専門のSTさん(言語聴覚士)でした。

ということで、言語発達とパズルの関係についてまとめておこうと思います。

パズルと言語発達の関係性を知るきっかけ!

パズル

3歳半に「発達障害」と診断された娘ですが、言語はとても遅れていました。そんなことから、年中の頃に転勤先の近くの病院に言語リハビリテーション科というのが出来たと知り、言語療育に通うことになったんです。当時は気づきませんでしたが、こういった言語のリハビリテーション施設ってなかなかないんですよね。今では、当時の有難みを感じています。

そこでは、小児の言語発達専門のSTさん(言語聴覚士)が在籍されていて、言語トレーニングを行ってくれていました。我が家は月に2回程度、母同伴ですが、娘と言語聴覚士さんとマンツーマンで1時間程度の時間が確保されていました。

その言語療育で、なんと毎回『パズル』出てきたんです。パズルといっても、絵を見て組み立てていく必要のあるパズル。娘は、台紙に形がついているパズルは形を覚えれば良いので得意だったのですが、絵を見て組み立てないといけないパズルは4ピースでも四苦八苦でした。>>発達障害、出来るパズルと出来ないパズルがあった!苦手なパズルとは!?一体なぜ!?練習方法!

そんなパズルの存在も最初は、「遊び」の一貫でリフレッシュ?のために行っているのだとばかり思っていたんです。でも、パズルが出来なくてイライラする娘にずっとパズルをし続けていることに疑問を持ち始めました。

『言語なのになんでパズルをするんだろう!?』

ということですよね。娘がイライラするのが分かっていても取り組むのです。そうなると、リフレッシュのために使われているとは考えにくくなりました。そして、その日に行う項目を必ず1から順に示してから療育が始まるのですが、その中盤か後半にパズルと大胆にあって、「もはやパズルがメイン!?」と感じてしまうこともありました。

ここらであまりに不思議に思えたので、言語聴覚士の先生に、なぜパズルが重要なのか、言語発達とどう関係があるのか、思い切って聞いてみたんです。すると、驚きの答えが返ってきました。

パズルは、言語発達を促すツールになる!

言語聴覚士の先生にパズルのことを聞くと、言語トレーニング(療育)の一環としてパズルを使っていることが分かりました。これには驚きましたね!だって、パズルと言語って全然関係性がないように見えたので。

どういうことかというと、会話をする時って、文を頭の中で作ってから言葉を発するらしいんです。ようは単語と単語を組み合わせて、想像してから口に出すということ。

でも、発達障害などの特性を持っている子で会話が難しい子は、頭の中で組み合わせることが難しいらしいんですよね。想像することが難しいということ。だから、言語の遅延がある子はパズルが苦手な子も多いのだそうです。

そんな背景から、イメージして組み合わせるということをパズルを使って行っていたんです!お手本を見て完成するべき絵を頭でイメージしたものを、組み立てるということ。「なるほど!」と、もう、なんだか大きく頷いてしまいました。

それからというもの、「そういうことなら・・」と、家でもパズル遊びを取り入れることにしました。

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家庭内で取り組むのにオススメのパズルは!?

家でパズルに取り組むにあたって、色々なパズルを試したのですが、まず我が家の場合は形で覚えて出来てしまう下記のような台紙に形がくっきりと出ているパズルは対象外。全て形で覚えて完成させてしまうのです。

パズルの台紙

となると、完成させるべき絵をイメージして作るパズルが必要。そして、出来れば徐々にステップアップできるものということで、とても活躍してくれたのが下記のくもんのパズルでした。我が家が最初に購入したのは下記のSTEP1のパズル。

これを4歳から使っていました。このパズルは、スモールステップから取り組めるのが特徴で1パックの中に2ピースから6ピースのパズルが入っています。娘の場合、これでも悪戦苦闘していました。>>くもんのジグソーパズルを見てみる(楽天市場)(Yahoo!ショッピング)

このSTEP1が出来るようになれば、次にSTEP2のものがあります。ちなみに娘の場合は小学校2年生の時にSTEP2のパズルを自分で支援なしで出来るようになりました。

そして会話も、そんなパズルの出来具合と比例するかのようにだんだんと上達し、6歳になる頃には、不自然さはありますが、会話が進み、コミュニケーションを取れていると感じるまでになりました。小学校2年生の頃にはグンと会話力が伸びましたね。パズルの成果なのかは、正直断言できませんが、やっぱり関係しているのかもとしれないと感じています。

以上が、「発達障害。言語発達とパズルの驚きの関係!」でした。まさか、言語とパズルが繋がっているとは・・。ただただ、驚いたことを覚えています。明確なデータ等で効果が示されたわけではないので、断言はできませんが、パズルであれば遊び感覚でトライできるはず、気になる方はパズル遊びを取り入れてみてはいかがでしょうか。それでは、また!

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