時計

3歳半の時に、発達障害(高機能自閉症)と診断された娘ですが、成長するにつれて先の見通が立たない不安でうまくいかないことが増えてきました。

ただ切り替えについては、タイマーを使うとうまく行くことが多かったんです。時間が読めなくとも『後5分』と約束をして、『後3分』、『後2分』、『後1分』、『後30秒』というようにカウントダウンをしたりするとスムーズだったんですよね。

でも、なんだかタイマーをつけることやカウントダウンが煩(わずら)わしくなってきて、

早く時計が読めるようになれば、お互い楽になるんだろうな・・・

と思うように。そして5歳近くなった時に思い切って時計を読む練習を始めました。

今では、自分の時計を見て、何時何分か読むことが出来るようになり、お互いの負担が減ってとても楽になりました。そして、特性からか、約束した時間はきっちりと守ろうとします。(時計を見忘れていない限り)

ということで、時計が読めるよう、どう教えたか。1つの例として我が家の娘が時計が読めるようになった方法をまとめておこうと思います。

発達障害、時計が読めるようになった方法、教え方とは!?お役立ちツールも!

時計

まず、どう教えたかですが、我が家の場合は次の3つのステップで時計が読めるようになりました。

分かりやすい時計を揃える!


まず、必要だったのが、娘にも分かりやすい時計でした。もともとあった時計は数字の記載もなければ、1分単位のメモリもない時計。娘にとってはとても分かりづらい時計だったんです。

なので、思い切って壁掛け時計と、目覚まし時計の両方を購入することにしました。

壁掛けに購入したのがさきほど商品画像として掲載した、公文のスタディクロック。短針と長針、それぞれの示す時間が数字でしっかりと記載されいるのと、1時間ごとに色分けがされていてとても分かりやすいです。

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ただ、我が家の場合、この壁掛け時計は壁にかけませんでした。というのも、この時計を手にとって、直接指で指(さ)して時刻を教えたかったからです。なので、勉強机に立てかける感じで利用していましたね。

そして、もう1つ購入したのが下記の目覚まし時計です。

 

 

くもんの目覚まし時計と迷ったのですが、くもんの時計は色が派手めで(→あくまで個人的な意見です)刺激になりそうだったので、色味の柔らかいこの目覚まし時計にしました。

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目覚まし時計を用意したのは、時間の勉強と同時に、一人で起きるトレーニングになると考えたからです。

ただ、目覚まし時計の購入において、心配だったのがアラームの音。

娘は聴覚過敏があったので、音が不快にならないか心配でした。こればかりは、買ってから確認するしかなかったですね。実際に、アラームをセットして、「時間になると、こんな音がするよ。」と先に聞かせました。

幸い、この時計のアラーム音は大丈夫でした。聴覚過敏があるお子さんで心配が大きい方は、店頭販売されているところを探して、事前確認すると良いかもしれません。

娘の場合は、寝る部屋に自分専用の時計があるというのが嬉しかったようで、目覚まし時計が大のお気に入りになり、目覚まし時計を使うことには積極的でした。

小学生の頃には自分で起きる時間をセットして使えるようになっています。小さいつまみを回して、時間に合せるという作業は、手先の動かし方を学ぶにも良い機会だったと感じています。

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2.生活に合せて、時計と時刻の認識を深めていく!

家

分かりやすい時計を準備したところで、時計を読む練習を始めました。教える上で大事にしていたことは、生活に合せて時間を一緒に確認すること。

とてもシンプルで、わざわざ時計を読む練習の時間を作らなくて良いので無駄にイライラせずに済みました。

具体的には、食事、お風呂、おやつ、園バスが来る時間、寝る時間、起きる時間などのありとあらゆる時間について、針の位置を指で示し、数字を書いた紙を見せ、一緒に時計を確認していました。「今、○時○分だね。」と指をさして針の位置を示し、その時に紙に数字で書いて、時間を認識できるように何度も繰り返しました。

また、切り替えをするためにも、「あと5分」といった、「あと○分」という言い回しに慣れてほしかったので、「あと5分したらおやつね。この長い針が○(→数字)のところに来たらだよ。」というように、子どもが積極的にやりたいことについて、「あと○分」という言い回しを使って時計を指差し確認していました。

子ども自身が待ち遠しくて、時計を見てしまう状況を作るためです。そうすると、5分というのがどのくらいの時間なのかが分かりますし、数字1つ移動すると5分という認識も自然と身に付いた気がします。

そして、目覚まし時計については、起きる時間を一緒に時計で確認し、その時間のところにアラーム用の針を一緒にセットすることを毎日繰り返しました。平日は毎日同じ時間に起きるため、理解しやすかったようで、わりと早く理解が定着しました。

3.時計を読むドリルとゲームアプリを活用!

生活に合せた時間の確認と合わせて、時計を読むためのドリルと無料のゲームアプリを活用していました。実際に購入したドリルが、上記のくもんの「とけいドリル」です。

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公文のドリルはシンプルで刺激が少ないので娘には全般的に分かりやすかったようです。

1枚に表と裏があって、最初は両面をやるのはハードルが高いので、出来るときに片面ずつやっていました。最初は娘も分からず、ほとんど答えじゃないか!?というようなヒントを出しながら取り組みましたが、その内少しずつ分かるようになり、ゲーム感覚で楽しめていました。

ただ、ドリルだとやはり、イライラすることがありましたね。取り組む量など、無理しないことが大切だと思います。

この「はじめてのとけい」が終わると、次のステップのドリル、「とけい おけいこ」と続けられるので、学習が進んでいきます。

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そして、同じタイミングでとけいを学ぶための無料ゲームアプリをタブレットに入れて、遊ばせていました。それが下記のアプリ。ただ、大分前に使っていたものなので、今もあるかは分かりません。

 

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以上が、「発達障害の娘が、時計が読めるようになった方法!教え方!役に立ったツール!」でした。この情報が少しでもお役に立てれば、嬉しく思います。

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