診察場面

娘は3歳半の時に発達障害という診断を受けたのですが、我が家は発達障害の診察・診断にはとても慎重でたくさんの迷いや不安がありました。

当時は周りにカミングアウトをしていなかったので、診察・診断に関する情報を調べるとしたらネット検索か、療育先の先生方に質問するくらい。なので、経験者からのリアルな情報はなく、ネットで探せたら・・と思っていました。

そして、実際に、発達障害における診察・診断を経験した後に、『あぁ、こういうこと事前に知っておけるといいな』ということがいくつかあったんですよね。

ということで今回は、そんな発達障害の診察・診断をする前に知っておきたかったことをまとめておこうと思います!

発達障害の診察・診断を受ける前に知っておきたい、7つのこと!

チェックリスト

発達障害に診察、診断を受けた経験から、下記7つのことを事前に知っておけばよかったと感じています。

1つずつ、説明していきますね!

 

1.発達障害、診察・診断を受けるか受けないかは選ぶことができる

看板

発達障害の可能性があって、診察、診断を受ける方の中には、『人に勧められたから』、『そうしなさいと言われたから』という方が少なからず居ます。

でも、発達障害の診察、診断って受けるか受けないかは、本人、もしくはお子さんの場合はご両親が選べることなんですよね。そして、診察、診断においては、『診察を受けることを自ら(親)が望んでいる』と思えていることが、とても大事

なぜなら『人に言われているから仕方なく、診察を受けた・・』という感覚だと、診察結果や診断結果に納得できず、次に繋がらないんです。さらに、不本意なことや不都合なことを言われた場合は、診察をすすめてきた相手に、嫌悪感や怒りすら覚えてしまう可能性があります。でもその感情から生まれる結果は良いものではないはず。

「自らが診察を受けることを望んでいる」という意識が、診察後の前向きな行動に繋がりやすくなります

2.発達障害、診察・診断の目的を考えておくことが大事

四葉のクローバー

診察・診断の目的を考えておくと、医師や病院選びがとても楽になります。

例えば、『入園や入学までに診断書がほしい』場合や、『白、黒はっきりさせたい』というような場合は、診断をつけてくれて診断書を出してくれる先生や、診断理由を明確にしてくれる医師を選ぶことが大事になります。

我が家の診察目的は、『入園までに診断書がほしいから』でした。なので、我が家の場合は、”発達障害の可能性が少しでもあるのなら、療育に繋げていくために診断名を付ける”という評判の医師を選びました。

また、『医学的な観点から定期的に通院して相談できる場がほしい』というような場合は、途切れない支援を掲げている個人クリニックなどを探すことができます。

目的がしっかりしていると、診察する病院や医師を選びやすくなります。何も考えずに、なんとなく診察を受けてしまうと、診察内容に満足できず、二度手間になってしまうことも起こりえます。

3.発達障害の診断・診察、医師や病院を選ぶ権利があること

診察場面

私もついつい忘れてしまいがちなんですが、患者さんやその家族には、医師や病院を選ぶ権利があって、納得がいかなければ医師を変えることができます。

なので、第三者からオススメされた病院や医師に診てもらわないといけない、という制限はなく、自ら選べるということを知っておくと選択肢が広がるかなと思います。

4.発達障害の診察には、専門医が居るということ

電球

発達障害の診察を専門としている医師が居ることをご存知でしょうか!?

子供の場合は、小児神経科、小児精神神経科の医師が専門と言われていて、普通の小児科と違って時間をかけて診察してくれることが多いはず。そんな、専門医に診察していただくことをオススメします。

なぜなら、分からずに普通の小児科を受診して、酷いことを言われてしまった、とても傷ついたという話を聞くので。ただでさえ不安な心境なのに、無駄なストレスは抱えたくないですよね。

5.発達障害の診察、すぐに診てもらえない可能性があるということ

地域や、クリニック、医師によっては、とても人気で予約がなかなか取れない場合があります。我が家も、診察までの予約待ち期間は半年でした。

なので、診察、診断にリミットがある場合は、医師や病院を選べない可能性が出てくるので、場合によっては診察に迷っていても先に予約を取っておいた方が良い場合があります。

6.診断を受けたから、行政サービスがスタートするわけではないこと

面談

これは、医師や医療機関にもよるかと思いますが、我が家の場合は、診察、診断を受けてそれでおしまい。何かが開始されたわけでもなく、何かを紹介されることもありませんでした。

地域にもよりますが、療育や支援機関に繋げるには、診断を踏まえて行政や療育機関に自ら働きかける必要があります。

ただ、個人クリニックなどの場合は、療育も行っているところがあるので、自然と療育に繋がるところもあるはず。

7.発達背負うs買い、『診断』を受けて平然としていなくてもいい、素直に感情を出して良いこと

雲の多い空

診察や診断の結果って予測がつかないんですよね。ただ、診察、診断に行くということは、『発達障害の可能性』を少なからず感じているわけで、どこかで気が張っているはず。だからこそ、『覚悟しなきゃ』、『しっかりしなきゃ』っていうような心境を持つ方が多い気がするんです。

でも、ショックならショックで良いんですよね。しっかりなんてしなくてよくて、その時感じている感情を素直に受け止めた方が、ショックからの回復も早い感じがしたんです。

だからあえて、平然としなくていい”。そんなことを前もって知っておくと楽だったなと感じています。


 

以上が、発達障害の診察、診断を受ける前に知っておきたいこと7つ!でした。

発達障害かも・・と疑ってから、診察を受けるまえで、とても慎重で、不安で情報を探していたんですよね。そんな経験をした分、この診察や診断に関しては、色々な視点から足跡を残したいと思います。

それでは、また!

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