入園すると、園からのプレッシャーを感じるという話をよく耳にします。実際に我が家も、振り返ると、園からのプレッシャーのを感じることがあったんですよね。
プレッシャーとは具体的にはこんなこと、
- 役員やお手伝いを積極的にお願いされる
普通に園に通っていれば、役員やお手伝いは別に特別ではなく、普通にありえることなんですがなんだか違っていたんです。これは私の体験談なんですが、他の発達障害を抱える親御さんからも、お子さんが何らかの障害を抱えている場合、普通の流れで役員をお願いされたり引き受けたりするのとはちょっと状況が違うというのを多々聞きます。
どういうことかというと、うーん大きい声では言えないんですが・・、断りづらい状況というか、交換条件のような雰囲気でお願いされる感覚があるのです。
ということで、我が家の体験だをまとめておきたいと思います。
園からのプレッシャー!?どう対処してた!?経験談!
我が家の場合、転園含め2つの園を経験したのですが、両者とも発達障害であることをカミングアウトして園に入園しました。そして、役員は両園とも何らかの形でお願いされていたんです・・。
偶然かも!?と思ったのですが、なんと1つの園では同じく発達障害をカミングアウトしていた他の方も普通の流れと違うかたちで役員をお願いされていて・・そのママさんと互いに「うーん、なんだか普通と違うよね。。」という暗黙の認識がありました。
入園してすぐに突然、役員をお願いされる!?
我が家が通っていたマンモス園(園児数がかなり多い園)の役員決めは、園側が特定の保護者に直接連絡を取って、役員のお願いをすることになっていました。もともと、その園については多数の先輩ママさんから役員の話しをたくさん聞いていたんです。
どんな情報だったかというと、マンモス園だから入園している子どもの保護者全員が役員をやらなくても良いということ。子供が1人目の場合は、分からないことも多いためほぼ選ばれない。積極的に選ばれるのは『兄弟や姉妹がいて、2人目の子が通園している場合。そして、仕事をしていないママさんから選ばれる。』というような話を聞いていました。
実際に話を伺ってた1人目の先輩ママさん方は誰も役員をされていなくて、ホッとしていたのも束の間・・・・。電話が鳴るワケです。
案の定、役員のお願いでした。「え!?聞いていた話と全然違う!」もうびっくり仰天。当時、娘は1人目。仕事もしていたし、定期的に園を休んで療育に通ったり慌ただしい生活をしていたので、まさか自分にお願いされるとは思いませんでした。
結局、「きっとクラスに該当する人が居なかったのね・・。」と肯定的に捉えて、役員は引き受けたのですが、役員の集まりに参加すると、仕事をされていないママさんのみで(後から仕事をされた方はいらっしゃいましたが!)、2人目以降のママさんがほとんど。そして、娘のクラスを見渡すと1人目や2人目以降で仕事をしていないママさんもたくさんいらっしゃって・・・。
「おやおや!?」と密かに感じていた疑念が増すわけです。なんとなーくですよ、いやいや思い込みなんですが、『手のかかるお子さんの入園を引き受ける代わりに、役員お願いしますね』って言われているような感覚になってしまったというのが正直なところ。
そして次の年、やっぱり、同じ療育に通うお母様が役員に選ばれていて、『もうそんな場合じゃないのに・・』って頭を抱えておられました。
当時の園の役員ってね、園がお休みの日に、「子どもたちを遊ばせましょう!」ってクラス全員の保護者にお声かけするという役割があったんです。でも、当時の娘は公園で固まって動けないし、友達と全く遊べず一人遊びのみ、お友達が怖くて一緒にお弁当も難しかったので、かなり辛い日がありました。
でも残念ながらこんな話し、度々耳にします!
『ではどうする!?』っていう話しなんですが・・、経験談としては次のように捉えて、こなしました。
よっしゃ!園からのプレッシャーは、逆に利用するぞー!
もうやけくそ。w 園からのプレッシャーは利用することにしました!
そもそも、本当に園が私が思い込んでいるような意図があるかは分かりませんが、私自身がプレッシャーと感じているのなら、そのプレッシャーを利用させていただこうじゃないか!ということで、逆に役員を引き受けて『では役員引き受ける代わりに、子供のことお願いしますね!』というスタンスで一生懸命取り組みました。
それに、ありえないことだけれど、「役員を断ったら、子供への対応に支障が出るのでは・・」という思いが拭えず(⇒大体これがネックよね)、引き受ける選択をしました。ただでさえ、特性があって集団から外れたり個別に対応をお願いするようになるのは目に見えていたのもありまして・・。トホホ
でも実際に役員を一生懸命したら、大変なこともあったけれど、大きなメリットがあったんです。
役員を担う以上、園側や先生方も子供を無碍(むげ)には出来なくなります。これは実際に見ていて分かりました。なので、娘を園の一員としてしっかり認め、多々ご迷惑をおかけしましたが、責任を持って対応して下さる印象がありました。
そして私自身、子供に何かあっても堂々と先生や園に相談をすることが出来ました。さらに、色々な行事で先生方とお会いするので、顔見知りの先生やスタッフの方が増え、逆に応援してくださる方が一気に増えた気がします。
私の場合プレッシャーをそのままにしておくか、回避してしまうと怒りや疑念としてネガティブな感情を抱えやすいタイプ。なので、利用するという捉え方にして、ガッツリプレッシャーを活用。しっかりと娘を見ていただき成長させていただきました。
まとめ
園からのプレッシャーは、プレッシャーとして捉えてしまうと、ネガティブな感情や行動に繋がりやすいので、逆に利用するという心持ちで活用することに!
意外に大きなメリットがあります。
それでは、また!