塗り絵

娘は、手先がとても不器用で、幼稚園の頃も塗り絵がうまく出来ずに居ました!というより、クレヨンで線を描こうにも、手首がぐらぐらしていて、描けず。筆圧が出なくてひょろひょろとした薄い線があるだけという感じでした。

ただ、小学校に入学したり、年齢が上がるにつれて、図工などで絵を塗るという機会も多々出てくるだろう考えていたこともあって、少しずつ練習をしていたんですよね。

今も、図工や製作は大の苦手。でも、色鉛筆での塗り絵も彼女なりに出来るようになってきました。ちなみに、下記の1枚目の画像がクレヨンで塗ったもの、次の画像は色鉛筆で娘が小学校1年生の時に塗ったものです。

塗り絵

塗り絵

 

ということで、”塗り絵”について、どのように練習してきたのかをステップ順にまとめておこうと思います!

 

”塗り絵”が出来るようになるまでの、5つのステップ!

チェックリスト

---5つのステップ---

  1. 太いクレヨンやマーカーで、自由に絵や線を描かせる
  2. 普通のクレヨンで絵を描かせる
  3. 筆圧が出てきたら、大きくシンプルな塗り絵にチャレンジ
  4. 三角鉛筆などの持ちやすい鉛筆にチャレンジ
  5. 鉛筆を操作できるようになったら、色鉛筆で塗り絵にチャレンジ!

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1.太いクレヨンやマーカーで、自由に絵や線を描かせる

娘の場合は、そもそも握る力が弱かったんですよね。なので、普通のクレヨンを握ることすら難しくて、筆圧も出ない。

なので、療育機関の先生から、まずは握りやすい太いクレヨンやマーカーで線などや絵を自由に描かせた方が良いとのアドバイスを頂いたんです。太いものだと、握りやすく、筆圧も出やすいのだそう。ちなみに、我が家が使っていた、太いマーカーやクレヨンは下記の通り。

上記のような、太いタイプでまずは握る力を養いながら線を描かせていると、成長も伴って筆圧が出てくるように!子供にとっても、”描けた!”という達成感が芽生えます。

あ!ちなみに、持ち方は、「鉛筆持ち」で握らせていました!小学校になって鉛筆を握ることを想定して、鉛筆持ちで筆圧を出す、操作することを視野に入れていましたね!

そして、我が家は幾度となく描かせようとして失敗しましたが、最初は”自由に描かせる”ことがとても大事な気がしました。

娘の場合、塗り絵は当然ながら大嫌い。苦手なものや、上手くできないことをするのは、誰しも気が向かないと思いますが、娘の場合は言葉でうまく気持ちを表現できないので、ストレスがかかりすぎると、発狂してしまうんですよね。

なので、最初は、”好きに、自由に描かせること”が継続するという意味で大事だった気がします。我が家は、この”自由に”をついつい焦って私がやらせようとしてしまい、意欲を削いで遠回りした気がします・・トホホ

なので、太いクレヨンやマーカーでまずは握る力を養うのと、子供自身の達成感を重視!筆圧が出てきたら、次のステップに行きました!

2.普通のクレヨンで絵を描かせる

太いタイプのクレヨンやマーカーで、筆圧が出てきたら、普通のタイプのクレヨンで線を描かせたり、自由に絵を描かせたりしていました。

公文式のドリルを使って、”めいろ”などをして遊び感覚で線を書く練習も!普通のクレヨンでの操作に慣れ、筆圧もあるようであれば、次のステップに!

3.筆圧が出てきたら、大きくシンプルな塗り絵にチャレンジ

電球

ここでようやく、塗り絵にチャレンジ!最初は、大きくてシンプルな1色で塗れるような塗り絵を選んでいました、例えば、りんご、桃、葉っぱなど!

娘の場合は、どこまで塗れば良いのか分からない様子で、ちょこちょこっと雑に塗っておしまいにしたがることがあったんですよね!なので、療育機関の先生に相談したところ、どこまで塗れば良いのかが分からないのが原因で、塗りたがらないお子さんもいらっしゃると聞きました。

そして、どこまで塗れば良いのか、境界線を分かりやすくする方法をアドバイスいただくことに!どこまで塗るのかが分からない様子があれば、塗り絵の線の縁に木工用ボンドで縁取って乾かすことで、透明な凸凹が出来て境界線ができるので塗る範囲がとても分かりやすくなるので、オススメです!

ちなみに我が家は、その方法に加え、最初は、手を添えて塗り絵を終わらせていました。どうやったら塗り絵が完成なのか分かるかな・・という思いでしたね!

少しずつ、時間をかけてクレヨンでの塗り絵が出来るようになっていきました。

※もし、大きい塗り絵だと集中力が持たない!塗り絵嫌がる場合は、細かい塗り絵の方がうまくいく場合があります!↓

>>意外と細かい塗り絵の方がうまく行くかも!?

4.三角鉛筆などの持ちやすい鉛筆にチャレンジ

普通のクレヨンでの塗り絵が出来るようになったら、色鉛筆での塗り絵を目指して鉛筆にチャレンジ!

我が家は上記の三角鉛筆(6B)から始めました。持ちやすく、筆圧が出やすい。また、転がらないということで、これも自由に描かせることからスタート!

ちなみに、3角鉛筆の色鉛筆も販売されていて、我が家は色鉛筆も持っていました。

鉛筆の操作に慣れたら、いよいよ色鉛筆の塗り絵にチャレンジ!
(※上記の三角鉛筆は、専用の鉛筆削りが居るので、注意してくださいね!)

5.鉛筆を操作できるようになったら、色鉛筆で塗り絵にチャレンジ!

ここまでくると、上記のような普通の丸い鉛筆をでもある程度操作できるようになっていましたね!

ということで、上記のような一般的な色鉛筆を使って、塗り絵にチャレンジしていきます。ただ、クレヨンと違って、鉛筆の芯だと塗り幅が狭いので、シンプルで小さ目のスペースを塗ることから始めると良いと思います。

例えば、”大きいりんご”よりは、小さい丸が2つの”さくらんぼ”とか!

娘の場合は、大き目の塗り絵だと、クレヨンでの塗り絵と違って塗り幅が狭いので、全部塗るのにたくさん手先や手を動かす必要があります。そうなると、手が疲れてしまって挫折しそうになったことが、娘の場合は多々ありました。

狭いスペースや、端の方は、細かく手先を動かすことが要求されるので、我が家の場合は私も同じものを一緒に塗って、端は、”チョコチョコ塗ろうね”なんて、見せながら取り組んでいました!


 

以上が、『”塗り絵”が出来るようになるまでのステップ!』でした。

手先の不器用さがあるお子さんの場合、幼稚園での製作や小学校の授業(工作、図工)でつまづきがある可能性が多いにあります。

少しでも本人が楽に過ごせるように、少しずつでも練習していこうかなと思っています。

それでは、また!

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