
3歳半の時に発達障害(高機能自閉症・自閉症スペクトラム)と診断された娘ですが、発達がとにかくのんびりで、ずっと周りから「大人しい子」と言われていたんです。そんな娘が、4歳頃から性格が真逆に。
あまりの変りように驚いてしまったのですが、あまりの真逆ぶりに私がついていけず、対応するのに四苦八苦していたのを覚えています。
以前は「大人しいこと」を悩んでいたのに、その頃は「大人しい頃の方が楽だった」と悩みました。人間なんてこんなもの、ないものねだりですよね。
ということで、そんな性格が真逆になった話について足跡を残していおこうと思います。
発達障害、大人しかった子が活発な子に激変!?性格が変わり真逆性格に。対応に四苦八苦!

娘は4歳くらいまでは題して、『大人しい子』でした。周りのママさんや、遊び場の先生からは、
大人しい、おっとりした子
と言われ続けていました。お子さんが活発で手を焼いているママさんからは、「静かでうらやましい。」「〇〇ちゃんだったら、きっと生活楽でしょう!?」と言われることもしょっちゅう。
逆にその頃の私は、活発なお子さんがうらやましかったです。お友達と関わっておもちゃの取り合いをしていたり、ママと言い合いをしていたり、お友達と手を繋いで仲良く遊んでいたりする姿を見ては我が子の発達の遅れに不安を抱いたりしていました。
でも、2歳半過ぎてから徐々に変化が見て取れるようになり、4歳を過ぎたあたりからは、題して、『活発な子(手がかかる子)』になっていました。
その頃に言われたのは、
活発な子ですね!
でした。他には、「落ち着きがない。注意散漫。」「積極的な子ですね!」とか「主張ができる子ですね!」なんて言われることも。
まさに真逆の性格に・・。「大人しすぎて埋もれてしまう」と周りから心配されていた娘はどこへやら。
その頃は、私の方がその変化についていけずにいました。幼稚園の先生から、
今日は、落着きがなくて教室から出て行っちゃって・・
と話があれば、「え!?つい最近まで、大人し過ぎて大勢の園児の中で埋もれてるのが心配って言われてたのに・・」と、私がプチパニック状態。
人嫌いだった子が、知らない人に挨拶をするようになったり、大きな声で先生に質問をしたり、やりたい事・やりたくない事には迷惑なほど主張が強かったり(制作物をぐしゃぐしゃにしたり、投げたり)、公園でも遊べなかった子が園庭では遊べていたり、『一体、何が起きたの!?』そんな心境でした。
結局、幼稚園時代は授業中に外に出ていってしまったり、活動中に徘徊してしまったり、物を投げたり、ぐしゃぐしゃにしたり、イライラを不適切な行動で表現したりと本当に大変でした。
発達障害、成長や機能の向上がきっかけで性格が変わる!?

こういった性格が変わるケース、発達障害を抱える子には結構多いのだとか。大人しい子が、色々な機能が整うとともに、良くも悪くも急成長して変化することはよくある事だと聞きました。
実際、手先が不器用な子の家庭内療育を紹介していて、我が家でもたくさんお世話になった下記本にも同じような記載があったですよね。「出来るようになったからって、親にとって望む子になるとは限らない」というようなお話。成長したことで、親が望まない方向に行く可能性もあるということ。
実際、就園前に同じ療育に通っていたお子さんで、就園前は集団に一切属すさずに教室の端で眺めているだけというお子さんがいました。遊びにも参加しない。人も苦手だし、母子分離さえも難しかったお子さんが、入園してしばらく経つと別人のように!
特定のお友達が出来て、遊ぶ遊ぶ!公園でお友達と活発に遊ぶように!そんな光景を目にし、子供の成長の可能性を知って、驚きと喜び、そんな気持ちが湧きあがったことを覚えています。
なので、特に幼稚園入園前や、幼稚園の頃は子どもの性格は大きく変化することがあって、性格が真逆になることも十分にあるんですよね。絶対に無理だと思っていたことが、簡単に出来る日が来たりもします。
ただ、我が家の場合は性格が変わっても、特性は抱えたままでした。成長し出来ることは増えても、どこかで『あぁ、やっぱり困難があるな』というのが分かります。
そして、性格が変わったからといって親が望むような子になるわけではないので、期待は禁物です。大人しいこをと悩んだ私は、活発になった娘により悩みを深めました。w きっと逆でも同じ、活発だった子が大人しくなれば、別の悩みに直面します。
結局はないものねだりで思う通りにはいかないもの。ただ、今見ているお子さんの状態がずっと続くわけではなく、180℃変わるこ可能性もあるということ、お伝えしておきたいと思います。
さて、そんな娘ですが、その後はどうなったのか。「活発な子」のまま成長していったのでしょか。
大人しかった子が活発な子に!その後、成長してどうなった!?

なんと、題して「大人しい子」に戻りました。これまた驚きですよね。娘が活発だったのは4歳~小学校低学年までがピークでした。
その後は最初の頃の「大人しい子」と言われることが多くなり、私自身もそう感じましたね。「のんびり」「マイペース」という言葉がぴったりで、またまた「楽(らく)でうらやましい」という言葉がも聞こえるようになりました。決して楽ではないんですが・・、やはり誰もが隣の芝は青く見えるということです。
娘の場合は成長過程で性格が激変しましたが、元の性格に戻ったという結果になりました。きっと、もう変わることはないでしょう。
いうことで以上が、我が娘の性格が激変した経験についてでした。
親が望むような性格になったとしても、それが親の望む結果とは限らないこと、身をもって学びました。この我が家の足跡が少しでも参考になれば嬉しく思います。
それでは、また!











