発達障害の子供を育てていると、園生活や学校生活で、様々な困難や課題に直面し、集団から外れてしまったり、参加できなかったり、不適切な行動が報告される日々が続くことがあります。
親もへとへと、療育に通っていれば、療育施設の先生に相談して対応策のアドバイスをもらうも、それを幼稚園や保育園、学校の先生に共有しても、実際その通りに実行されないことがよく聞かれます。
「療育先からこうした方が良いとアドバイスもらいました！」、「こうすると改善されるかもしれません！」、「こういう方法をすれば出来るかも！」
こんな会話を、幼稚園や保育園の先生と学校の先生に伝えることも少なくないのでは！？
ただ、伝えたことやお願いした対応で子供の困難が１００％解決するなんていう保証もなく・・。うまく行かないことも多いんですよね。
その内に先生にいくらアドバイスを伝えても、実行しない、そのように対応されないことが起きてきます。それに対し、母としてはストレスを溜める・・。
「なぜ、対応してくれないんだろう！？」
そんなストレスがつもり、先生への不信感へと繋がります。そんな時に臨床心理士の友人から、ストレスがすーっ減り、楽になる一言をもらったんですよね。
ということで、今回は、先生へ不信感を抱いた時に楽になる考え方について、共有しておこうと思います！
先生の対応に不満や不信感を抱いた時はどうする！？ストレスを軽減する考え方！
『なぜ理解してくれないんだろう』、『なぜ対応してくれないんだろう』
こう思って悩んだこと、私も実は今までたくさんありました！今でも、ついそう思ってしまう時も。ただ、そう思うと、ドツボに嵌ってしまって、不信感や不満が溜まるだけでもあったんですよね・・ふゥ
でもよく考えてみれば、人を変えることが難しいように、先生も別の人間であって、思う通りのやり方をしてくれるなんて、不可能に近い。先生の対応や接し方を、別の人間である私がコントロールすることなんて先生がロボットでもない限り無理なんですよね。逆に、思うようにしてくれる先生の方が珍しいはず。
でも、子供が苦労しているのが目に見えて分かる・・。それを見守っている母親だって、苦しいし、もがいています。そんな精神状態が余計に不満や不信感を増幅させるんですよね。そんな時に、発達障害の専門家として働いている友人にこんなアドバイスを受けたんです。
『子供が社会で生きていく上で、良い人ばかりではないはず。
思い通りにしてくれる人や合わせてくれる人がずーっと傍に居てくれるとは考えづらいから、少しでもいろんなタイプの人と接して、うまくいくいくように子供の幅を広げられたらラッキー。経験値を広げる機会にしていかない！？』
その言葉、考え方になんだか私、救われたんです。『はっ・・。考え方が内向きになってしまっていたんだ。』って気づきました。
その頃、子供の不適切行動がすごく多くて、毎日先生方に『これが出来なかった』、『あんなことをしてました』という報告ばかりでため息ばかり、知らぬ内にたくさんのストレスを抱えていた自分に気づきました。
ただ、よく頭で考えれば、子供が社会で生きていく中で、色々な人に出会うはず。出来れば苦労せずに楽しく成長できれば・・と思うけれど、残念ながらすべての人が良い人なわけはなくて、すべての人が子供を理解してくれる人、思う通りに対応したり接してくれる人だけではないのはその時に理解できたんです。
なので、不満や不信感を抱く先生方であったとしても、子供にとっては人と接する経験値を積める機会になるはず。前対応してくれた先生は良かったけれど、今回ははずれ・・。そんな先生方とどううまくやっていけるか、違うタイプの先生でうまく行くようなやり方を模索しながら少しでも順応できたら、子供自身が対応できる状況や人の幅が広がる。
色々な人に対応してもらうことで、色々な人と接しながらもうまく行く方法を探る、その先生のやり方の中でうまく行くやり方を見つけられたらラッキー、人間関係の幅を広げる。
そんな考え方をすると、私の場合、ストレスがぐっと軽減できるようになりました。
"大変な事は大変で変わらないけれど、子供にとってマイナスばかりではなく、人間関係の経験値を足し、また対応の幅を広げられるチャンスでもある"、そう思えるとすっと楽になったんですよね。
そうすると、新たなタイプの先生でどう子供の困難を減らしていけるか、親としてどう先生と接すると協力できるのかという方向に考えがシフトできるようになります。きっと、不信感や不満感を抱いている時間より、そう考える方がプラスになると感じることが出来たからかな・・と感じます。
先生も私たちと同じく、否定されたり批判されると保守的になり、逆効果になりがち。出来れば良好な関係で協力し合うことがベストなのは分かります。
これをまとめていて・・・、発達障害の子供を育ててらっしゃるお母様方、人間関係で積む経験は計り知れないし考えることがたくさんあって、改めてすごいな・・って感じますよね。私たちも、経験を積んで人間力を積む機会に繋がるはず・・そう思わずにやってられるか！ですね！笑
ということで、今回は、友人からもらったアドバイスで、ストレスが軽減された考え方を共有してみました！
これからも、少しでも情報を、ストレス軽減につながることを、足跡として残していけたらと思います。
それでは、また！
