雲の多い空

母だって人間、パーフェクトなはずはない。

『その通り!』と思っています。でも、この言葉に甘えていた自分が居るのをなんとなく感じていた時に言われた一言で「ハッ」としてしまいました。

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怒ることで残るのは、『憎しみ』しかない・・

海

これは、発達障害や特性のある子の子育てとは全く関係のない場で、知り合いがポツと発した言葉だったんです。

その人は、自分が小さい頃に母親が怒っている印象が強く、その光景が記憶に残り、憎しみがあるとずっと公言していた方。その方が、言った言葉がこの言葉でした。

なんだかね、その時の自分に『グサリ』と刺さった言葉だったんです。

特性を抱える子の子育て、我が子が集団から外れてしまったり、他のお子さんに手が出てしまったり(他害)、周りに迷惑をかけてしまう言動をしてしまったりで、親御さんは多大なストレスを抱えることがあります。

認知力や、理解力が上がって成長していくと落ち着いていくことが多いけれど、その過程で本当に苦しい時があるんですよね。先生からの繰り返しの『これができない』、『こんなことしました』、そんな何気ない報告に追い詰められます。周りの目に恐怖を感じます。

子供も苦しいのだろうけれど、親だってものすごく難題な課題と直面し、進む必要がある時があります。

そんな多大なストレスを抱えると、つい子供に当たってしまうこと、いつもの自分らしくないような対応をしてしまうこと、心当たりがあります。後ろめたさをどこかで感じながら、『これは、違うよ、いつもと違うよ、危ないよ・・』と思いながら・・。

そんな時にグサリと刺さったのは、『怒ることで残るのは、憎しみだけなんだよ・・』という言葉でした。

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”怒る”と”叱る”の違い!なぜ怒っちゃうのか!?

道のり

”怒る”と”叱る”は違うのだそう。

「怒る」と言う行動がただ感情をぶつけることに対して、「叱る」と言う行動は相手に気付きを与えることを目的とします。 

【引用】怒る」「叱る」「指導する」の違い - アンドプラス

でもなぜ、『怒る』ことをしてしまうのか、それは『怒る』ことでメリットがあるだからだと気づきます。例えば、実際に感じたのは下記のこと。

  • 感情を出せる、スッキリする
  • 困っていることを手っ取り早く解決できる

大きい声を出したりすることで、一時的に発散になる。怒ることで、相手が恐怖を覚えれば、手っ取り早く困っていることを解決することが出来ます。

でもね、これには落とし穴があって、一時的に発散出来て、一瞬解決するだけだということに気づきます。持続性がないし、本当の意味での解決に至らないから、繰り返し問題が起こっていました。

ただ、子供が恐怖を抱く場合は、『怒る』ことが困っていることを解決する手段として持続できるはず・・でも恐怖で解決できるのは小さい頃まで。

成長して大きくなれば、頭ごなしに怒られた”恐怖”の記憶が、”憎しみ”に変わるんだ・・。頭で整理していてそんな思いに辿りつき、思わず身震いしてしまいました。

私が将来に描いている親子関係に、憎しみはないはず・・。そう考えると、この言葉が抑止力となってくれるようになりました。

確かにパーフェクトな人間ではないから、イライラする時もあるから対応の差はあれど・・、『恐怖』を与えなくても良い。そこは、人としての努力が必要なのだと、強く感じました。

そして実は、怒ることでの解決より、叱ることで解決を試みることの方が労力が要ること、でも実はそれが最も手っ取り早い解決策なのだと気づいてきています。

まとめ

コーヒー

”怒ることで残るのは、『憎しみ』しかない・・”

ドキリとしました。

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