困り顔のクマ

娘は小さい頃(2歳~4歳くらいがピーク)、外出時は人に怯える様子がありました。

人が前から来れば耳を塞いで動けないし、後ろから人が来るのを怖がって振り返るばかりで全然前に進めない!人が後ろから来たかと思えば、後ろ向きで耳を塞ぎ、ひたすら怯えているといった様子でした。

今振り返ると、こうやってスラスラ思い出して書いていますが、当時は本当に大変。

ただ人が歩いているだけなのに、耳ふさぎをして怯える様子はどう考えても不思議な状況で、人の目が気になって、外出するのも億劫になっていました。

ということで、この後ろが気になるという特徴について、まとめておこうと思います。

「後ろが気になる」の原因は、パーソナルゾーンの関係だった!?

雲の多い空

同じようなお子さんがいるのか分からず、ただ単に娘の特徴なのかもしれませんが、この『後ろが気になる』こと、小学生になり大分少なくなり、小学校中学年の頃にはもはや気にならなくなりました。

ただ、やはり音や気配には敏感です。後ろだけでなくキョロキョロはしていますね。ある意味、防犯上にはメリットがあるという感じでしょうか。

成長した分、人が後ろから歩いてきても恐いことは起きないことが理解できるようになり、幼い時のように耳を塞いで動けなくなることはなくなりました。

小さい頃は、後ろを振り返る頻度が多く、前を見ず転んで怪我もあり、生活上の支障を感じていましたが、今は支障なしです。

でも、なぜ後ろがあれほど気になったのか、原因が分かりました。

後ろが気になる!理由は、パーソナルゾーンが脅かされるのが怖いから!

電球

娘が後ろを気になっていた理由は、

娘にとって心地良いパーソナルゾーンを守りたいから

でした。

娘はとても敏感で、自分の領域に踏み入れられるのが大の苦手だったんです。特に幼児から小学校低学年まではその傾向が強かったです。だから幼児の頃も距離感がコントロールできない同年代子供たちと一緒に遊ぶのが難しかったんですよね。

後ろを振り返ってしまうのも、後ろから来る人の距離感は前を向いていては測れないから。だから、後ろが気になって仕方ない。

前から来る人に関しては、自ら距離を保つことが出来ますが、後ろからくる人との距離感は当然ながら後ろを振り返らないと見えないんですよね。だから、何度も何度も後ろを振り返り、どんどんと近づいてくると耳をふさいで固まって動けなくなっていました。

でもそんな恐怖感も、経験を積み理解力が上がってくると減り、パーソナルスペースの許容範囲もどんどんと広がり、必要以上に後ろを振り返らなくなりました。

さらに興味深かったのは、自分の望むことや、好きなことををするためであれば、パーソナルゾーンの許容範囲がぐーーっと広がること!一見、「なんだ!大丈夫じゃない!」と思うのですが、それは自分の望む目的を得るための一時的な許容。でも、そんな経験を積み重ねて、自分にとって安心できる範囲が広がっていきました。

後ろを確認することって防犯上は良いとも言えますが、頻度がね!w

でも当時悩んでいたことは、今は全く悩まなくなっています。成長することで、悩みはどんどんと変わる。こんな我が家の足跡を残すことで、少しでもホッとする一時となれば嬉しく思います。

それでは、また!

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