我が家は、娘が小さい頃から成長に関して不安があって、夫(パパ)に話しを持ちかけていたんですよね。
でもその度に、母である私自身も、「子供それぞれ成長が違うから」、「子供それぞれ個性が違うから」という理由で納得してきましたが、娘が成長するにつれてどんどん不安の方が強くなり、”発達障害”を疑い始めました。
そんな疑いを持った頃も、「もしかしたら発達障害かも・・」なんて、夫に話はしていましたが、夫(パパ)は逆に、
「なぜ、そんな風に母親が娘を特別視するのか分からない」
「そんな風に見られる娘がかわいそう」
「仕事で疲れているのに、マイナスの話しはしてこないで欲しい」
こんなことを言われていたのを覚えています。
我が家は、発達障害の診断よりも前に療育に通い始めていたのですが、療育に関することにも、「俺は賛成していないから、やるならお好きにどうぞ・・」という感じで、理解を得られるどころか、話を聞いてもらえるという感覚もなかったんですよね。
だから、本当に母一人、必死な形相だったと思います。w
ただ、とあることをきっかけに我が家は、夫(パパ)が急に理解を示すようになりました。今回は、そんな夫(パパ)の理解について足跡を残しておこうと思います!
きっかけは、医師の診察!?パパが、全面的に理解、協力をするようになった足取り。
夫(パパ)は、当時、娘が発達障害である可能性を信じなかったのですが、身内に理解者が居ないというのは、やっぱりしんどい!特にパパには、理解してもらいたいところ。
療育をするにしても、費用は少なからずかかりますし、就学の選択など、子供のことについて話し合うことってたくさんあって、その度にスタンスが違うと、話が全然噛み合わず、揉めてしまう機会が多くなりがち。
ということで、我が家の場合は、下記のことがきっかけで、夫(パパ)の態度に変化が現れ、理解してくれるようになりました。
1つずつ、簡単に説明すると・・、
専門家から発達障害の可能性を言われたことを伝える
夫(パパ)は、発達障害という可能性を当初は全く信用しなかったので、そもそも、専門家に相談するといっても、夫(パパ)が同伴をすることはなし。なので、「私が発達障害を疑っている」ということと、「専門家に育児や子供の成長を相談してくる」とだけあらかじめ伝えて、まずは私が娘を連れて相談に行きました。
たまたま、その専門家が医師だったんですよね。これも今になって思えば、とても良かったのだと思いますが、その医師に、「診断名を付けるなら、自閉症スペクトラム」と伝えられました。
その日、パパが帰宅してから、「医師から、診断名を付けるのなら自閉症スペクトラムと伝えられた」ということを、伝えたところ。夫の態度に大きな変化があったんですよね。ものすごく驚いた表情で、「あ、そう・・そうなんだ」と繰り返していたのを覚えています。
一般人である私が言うのは信用はできないけれど、発達障害と診断できる公的な立場の方から、発達障害の可能性を示唆されたことには、胸に響いたようなんですよね。
これが夫(パパ)が、理解をしてくれるようになった、大きなきっかけでした。相談したのが医師であったこと・・、これが夫には納得できる入口だったようです。
ただ、まだ少し半信半疑な様子もありました。というのも、夫(パパ)自身が、医師に会って聞いたわけではないから、100%信用するというまでは行かずでしたね!
夫(パパ)同伴で、発達障害の専門医が在籍する医療機関を受診
我が家の場合、幼稚園に上がるにあたり、やっぱり集団活動が難しい場面が見られたので、正式に診察・診断を受けて、その上で園に相談に行こうと決めました。なので、発達障害の専門医に診ていただくことになったのですが、この時にパパに同伴をしてもらうようにお願いをしました。
この頃は、前述で書いた通り、すでに発達障害の可能性を示唆されていたので、パパも自分の耳で医師の診察結果を聞いてみたいというのと、自分なりに色々と医師に聞いてみたいこともあったようで、仕事を1日休むことを決めて、同伴するということになりました。
そして、実際に医師と夫(パパ)自身が会い、質問などをした上で、娘が発達障害と診断されました。医師も、地域で発達障害にまつわる講演などを開いていた先生ということもあって、パパ自身が信頼できる先生だったというのも大きかったのかもしれません。
これをきかっけに、夫(パパ)は全面的に理解し、協力をするようになりました。
あくまで、これは我が家の例ではあるんですが、パパがなかなか理解を示さないということ、実はたっくさんあるそうなんですよね。
母だけ理解していても、療育を選ぶにも出費が少なからずあるので、パパから批判を受けたり、反対されるとなかなか、前に進むのが難しいな・・、そんな風に感じます。なので、パパには理解してもらいたい。
パパの人柄や性格によって、理解してもらえそうな入口が違うはずですが、我が家で言えば、
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- 専門家(医師)に相談した結果を伝えたこと
- 正式に医療機関で受診する際にパパが同伴したこと
- 直接医師とパパが会ったこと
- 医師がその地域で発達障害の診察において有名な方だったこと
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がパパの性格には、理解に繋がる入口になったのだと感じます。
なんとか、パパに理解してほしい。子育て+アルファでお母さんは大変だけれど、パパの性格から、どんな入口ならパパ自身が納得できそうかを探ることで、パパの理解への突破口が見つかる場合があります。
一人で抱えるのは、本当にしんどい。一人でも、理解者が増えること、願っています。