『お金の管理』、これはどのお子さんでも大人になって自立する上でとても重要なことであり、小さい内から少しずつ教えていくことはとても大事ですよね。娘の場合は、発達障害を抱えているため、特にお金の理解や管理については危機意識があって、コツコツと取り組む必要性を感じています。>>自立に向けて小さい内(幼児や小学生の頃)から出来る事、3つ!
ということで、我が家の場合は小学生になったのを機にお小遣いの管理からスタートすることにしました。まだまだ道半ばですが、貯金箱やお小遣い帳を使って一緒にお金の勉強を始め、お小遣いをもらいその中で買えるもの買えないものを把握し、購入するもしくは貯めるというような意識付けが出来てきました。ということで、1つの例として、我が家のお金の勉強方法~お小遣いの管理~についてまとめておこうと思います。
「お金の勉強」に踏み切ったきっかけ!
娘は発達障害を抱えていることもあり、常日頃から自立について心配と不安が頭をよぎります(特性を抱えていないお子さんでもそうかもしれませんね)。その中の大きな心配事の1つにお金の管理がありました。
でも最初の頃は、「お金の管理うまく出来るかしら・・」と頭でぼんやりと考えていたくらいだったんですが、とある話を聞いたことがきっかけで「そんなこと言っていられない!」とお尻に火がつき、お金の勉強をスタートさせました。
そのお話というのが、教師をされている方から、お金の理解が出来ずに一人で買い物するのが難しく、苦労している高校生がいるということ。そして、お子さん本人も生活に不安を抱えているけれど高校生になると恥じらいなどもあってうまくSOSが出せずに苦しい思いをしていると聞いたんです。そして、そんな状況を目の当たりにした先生から「小さい内から少しずつお金の勉強を。」とアドバイスを頂いたことが、お金の勉強に踏み切ったきっかけでした。
子供が大きくなって思春期を迎えてからだと、教えること自体が難しいということ、なんとなく理解ができたんです。そうなると、子ども本人も苦しく、親としても目標である自立が遠のいてしまう。じゃぁ、いつお金の勉強スタートさせるの?、今でしょ!という感じで、突然のごとくお金の勉強がスタートしました。それが小1から始まった、我が家の『おこづかいの管理』でした。
お金の勉強の第一歩!おこづかいの管理!オススメの貯金箱やお小遣い帳とは!?
我が家のお金の勉強、お小遣い管理システム(ルール)は下記の通り。これに沿って始め、途中からアレンジ等をしていきましたね。
1.貯金箱を用意して、毎月おこづかいを渡す!オススメの貯金箱とは!?
まず、用意すべきは貯金箱ということで刺激が少なくシンプルな貯金箱を探しました。大きすぎずシンプルでなるべくリーズナブルな貯金箱ということで辿り着いたのは100円ショップ。w
そして見つけたのが、上記の車の形をした貯金箱。他にも貯金箱はあったのですが、他のものは壊さないと開けられなかったので、底面に蓋がついて簡単に開けることができるこの貯金箱に決めました。ちなみに、自分の好きな色を塗ったり出来る貯金箱らしいのですが、我が家は注意散漫になりそうなのでとりあえず白いままで使いました。
その内、お小遣い生活に慣れてきたあたりで、下記のような電動貯金箱にバージョンアップしました。
この電動貯金箱、お子さんが気に入ればオススメです。色々と種類はあるんですが、お金を置くと中から動物やキャラクターが出てきてお金を箱に入れてくれるという仕組みの貯金箱で、その動物やキャラクターを観たくて「お小遣い」に意識が向くので「お小遣いが欲しい」と主張するまでになりました。
もともと、娘はお金に無頓着。あってもなくてもなんともないというタイプだったので、お金やお小遣いに意識を向けさせるという意味ではとても役に立った貯金箱です。>>電動貯金箱を見てみる(楽天市場)、(Yahoo!ショッピング)
2.おこづかい帳を作り、収支を記載する!オススメのお小遣い帳は!?
最初はお恥ずかしいほど、簡単にメモ帳を使って収支を記載していました。最初から市販のお小遣い帳となると色々と項目があって娘には難しく、刺激が多すぎると判断したからでした。娘の最初のお小遣いは1か月\100ということで、毎月お小遣いを渡したら右側にハンコを押すようにしました。(ハンコなどはモザイクをかけているので、少しみづらい部分があります!)
低学年後半になると、下記のお小遣い帳を購入して使うようになりました。数百円で中はとってもシンプルで使いやすく、オススメです。
ちなみに中は下記のような感じ。
シンプルで見やすいですよね。全ての項目を理解できているわけではないのですが、入金や出金という言葉も一緒にお小遣い管理をしながら少しずつ定着していくことを期待しています。>>小学生のこづかいちょうを見てみる(楽天市場)、(Yahoo!ショッピング)
3.子供名義の口座を作る
いずれ貯金をすることを考えて、子供名義の口座を開設。
といっても我が家の場合は、お正月に頂いていたお年玉を貯金するために娘名義の口座をすでに開設していたので、その口座を利用することにしました。それまでは、私が入金などをしていたのですが、娘も一緒に銀行に連れて行き、ATMで入金するところを見せるようにしました。少しずつ銀行というものやATMに慣れてもらおうという狙いです。
4.半年間貯めて、貯めた中から好きなものを1つ購入、残りは貯金する
半年にするか1年にするか、貯める期間は多少迷ったものの、最初は取り組む意欲を出すために、半年間にしました。そして、半年間貯めたら、その貯めたお金で1つだけ好きなものを買えるというルールにしましたね。余ったお金は(お釣り)は貯金というルールです。
これは、とても良いお金の勉強になっているように感じます。まずはお店にいって、おもちゃをみて(→本人も楽しい)、価格表や税込みと書かれている価格を見ることから、お小遣いの中で買えるということはお小遣いの額よりも小さい数字が書かれているものを選ぶなど、色々と学ぶことがあります。
そして、最初は親同伴でレジに行くけれど、その内一人でお金を持たせてレジに並んで買うということにチャレンジし、今では一人にレジに並んで買い物が出来るようになりました。
5.臨時収入(おばあちゃんからのお小遣いなど)は、貯金する
親があげるお小遣い以外に臨時収入がある場合があると思います。例えば、おじいちゃん、おばあちゃんからのお小遣いなどですよね。そんな臨時のお金は、「貯金」するというルールにしました。
なぜかというと、せっかく100円ずつ貯めていても、おじいちゃんおばあちゃんからの臨時のお小遣いは、一気に大きいお金が手元に入るので、お小遣いなんて貯めなくても欲しいものが簡単に手にすることが出来てしまうのです。そうなると、お小遣いやコツコツ貯める大切さが感じられなくなると思えました。
ただ、おばあちゃんからもらったお小遣いの全てが使えないとなるとそれはそれで、おばあちゃんの気持ちもあるしということで、お祭りに行く際にもらう臨時のお小遣いや、お年玉に関しては、柔軟に対応しています。お祭りのときは全部使っても良しとか、お年玉はもらった額の半分は貯金で半分は使っても良いといった具合ですね。それ以外の臨時収入は、基本は貯金するというルールにしています。このあたりの、ルールは、各家庭によって異なりますよね。
以上が、『我が家のお金の勉強、お小遣いの管理について』でした。あくまで我が家のお金の勉強方法ですが、少しでも参考になったりお役に立てれば嬉しく思います。まだまだ教えることがたくさん。自立に向けて不安はいっぱいですが、出来ることから1つずつ教えていきたいと思います。