娘が幼児期の頃、人と目を合わせることがうまく出来ませんでした。
実は家庭では視線が合うことも多かったので、しばらく「目が合わない」ことについて気にしたことはなかったんですが、ある時、療育先の専門家の方から指摘を受けたんですよね。
それで、よくよく外での様子を見てみると、とにかく人への興味が薄いのか、名前を呼ばれても目を合わすことがなかったんです。振り返ることもせず、ひたすら自分の興味があるところのみに集中している様子でした。
なので、視線が合わない時は話しかけても上の空。目が合っていなかったり視線が合っていないと指示が通らなかったんです。逆に、「視線を合わせれば、指示が通りやすい」ということが分かりました。
入園すると、集団生活が始まります。そんな集団先で指示が通らないのはマズイ・・。ということで、外出先でも意識的に視線を合わせるられるよう家庭で取り組んだことがあります。
そんな目を合わせるための家庭療育について、足跡を残しておこうと思います。
ちなみに今振り返ると、娘の場合は外にでると刺激が多すぎて注意散漫になってしまい集中できなかったんですよね。これは、10代になって娘本人も自覚しています。音も刺激となるため、勉強する時は窓を全て閉めるほどです。
発達障害、目が合わない!視線が合わない!練習方法とは!?
家庭では外出先ほど刺激が少なかったため、療育先の先生に指摘されるまでは、「目が合わない」ことを気にしたことがありませんでした。
でも、療育先で視線が合わないことを指摘されて家庭内での様子をよくよく観察すると、家庭内でも視線が合っていない瞬間が多々あることに気付きました。
例えば、娘におやつを渡す時に全く目が合っていないことが分かりました。刺激を感じられる別のところを見ているのです。
この点に着目し、娘が欲しがるものを渡す時は、目を合わせてから渡すという練習をし始めました。
娘が自ら欲しがるものは下記のようなもの。
- おやつ
- 好きな食べ物
- ティッシュ
- おもちゃ
これらをあえて私(母)に要求しないと取れないところに置き、取ってほしい主張があったら取って渡すのですが、
私(母)と目を合わすまで手を離さない(渡さない)
ようにしました。欲しい物を得るためには、私(母)と目を合わせる必要がある状況を作りました。
娘は最初、「あれおかしいな、取れない・・!」という感じでこちらの表情も見ずにひたすら欲しいものをひっぱるのですが、私も離しません!w
娘と同じ高さくらいに座ったり、かがんだりして、目が合いやすいようにして、娘とたまたま目が合ったら、私が手を放して欲しいものを渡すようにしました。
それをずっと続けていると、年中の頃になってようやく欲しいものを受け取る時に自分から目を合わせるようになったんですよね。そこに今度は、『ください』とか『とって』などの要求する言葉を付け加えて、受け取った時は『ありがとう』という言葉を乗せるようにして、渡すようになりました。
すると、だんだんと要求&言葉『とって』と、お礼&言葉『ありがとう』を言うようになり、そして目を合わせることをセットでできるようになってきました。
以上が、目が合わない!視線が合わない!目を合わせるために取り組んだことでした。
娘は当初、人に何かをもらったり、要求したりする際、受け渡すタイミングで目を合わさずにサッと欲しいものを受け取ってしまうことが多かったです。
赤ちゃんの頃や入園前はまだ良かったのですが、外の刺激が多い環境下だと目が合わないと指示が通らないことが判明。がんばって家庭で目を合わせるトレーニングを開始したものの、幼稚園に入っても視線の合わない様子が続いていました。
人との関係性においても目を合わせるってとても大事。そんな思いも後押しとなり、視線を合わせる練習へと繋がりました。
幼稚園年中の頃から自然と目を合わせる機会が増え、小学生になって目が合わないことで困ったことはなくなりました。指示も通っています。
ただ、人混みや大きな集団となると、刺激が多すぎて意識が外に向いてしまうことはありますね。そういう時は何度か声をかけあり、肩を叩いたりして意識を向けさせるようにしています。
それでは、また!