目

 

もともと発達障害(自閉症スペクトラム・高機能自閉症)という診断を受けていて、落着きがなかった娘ですが、実は強い乱視が原因の弱視だったことが6歳の時に分かりました。近くも遠くもあまり見えていなかったと判明したんです。

 

【弱視とは】・・弱視とは視覚の感受性期(8歳くらいまで)の期間内に、網膜もうまく上に鮮明な像が結ばないことにより、視覚中枢の発達が妨げられて、視力が出にくい状態をいいます。

出典”弱視" YAHOO! ヘルスケア

 

眼科の視能訓練士の方から、

見えるようにするために、娘本人が一生懸命に目の筋力を使っていたはず。絵本を見るにしても、ものすごく集中力を使うはずなので、すぐに疲れてしまうし、なかなか集中力を続けるのには大変だったのでは!?

と言われました。まさに、目から鱗(うろこ)・・。

娘の落着きのなさは、発達障害という理由だけじゃなく、弱視という原因もあったことが判明した瞬間でした。

弱視と分かった経緯とは!?

電球

我が家の場合、就学検診で判明しました。幼稚園の年長の秋になると、就学に向けて、地域の小学校で就学検診というものがあります。

我が家の住む地域の学区の小学校は、1年生で4~5クラスくらいあって生徒数も割と多いんですよね。なので、就学検診は子供が集まり、待ち時間が多いことは予測がついたので、娘を連れていくだけでもヒヤヒヤしました。

なんとか待つことをクリアして、検診もスムーズにこなしていたのですが、眼科検診で、『あれ?正しく答えられていないな・・』という様子。結果的に1.0は見えずに、左は0.7、右は0.3~0.7未満だったんです。

検診を担当して下さった方からは、

まぁ、あくまで目安だけど、心配なら病院に行ってくださいね!

と伝えられました。

私はというと、これまでの生活を振り返って、生活に困ったことはないし、遠くの看板も見えていえたので、『きっとやり方が分からなかったんだろうな。』とか『人が多くて、集中できなかったんだな。』なんて捉えつつも、若干気にはなったんですよね。

それからしばらく経ってから、娘が絵本を顔に近づけて見ている姿が気になるように。就学検診の結果もあったので、「心配だから、念の為に眼科に連れて行こう!」となり、弱視発覚のきっかけになりました。

弱視、その後どうなった!?治療は!?

診察場面

結果的に下記のような流れで、現在はメガネをかけています!

  1. 眼科受診
  2. 瞳孔を開いて再度詳しく検査し弱視と判明
  3. メガネを着用

少し詳しく書きますね!

1.眼科受診。視力検査。

はてな

まずは、初めての眼科受診。娘は音や人が苦手なので、あらかじめネット上で小児対応の眼科を探しました。

少し遠いのですが、大きな病院で眼科医長を務めていた先生のところに。万が一受診できなくとも、娘を診てくださる先生の紹介に繋るのでは・・と考えたんですよね。

結局、受信当日は発達障害を抱えていることや、不安が強いこと、人の多さや音で注意散漫になる旨を伝えてなんとか受診と視力検査が出来ました。ただ、知らない人と並んで検査をする際は、かなり注意がそれて、視能訓練士さんが大変そうでしたが、色々と工夫をして下さって無事に終えることが出来ました。

目

そしてその検査で、乱視がとても強いことが分かったんですが、視力の結果は、両目「0.7」は見えていることが判明!でも、メガネをかけても、視力は伸びなかったんです。つまり、メガネをかけて検査しても0.7止まり。

そこで、もう少し精密な検査がしたいからと、次に瞳孔を開く目薬を差した上で、視力を検査することになりました。

というのも、子供の場合はピント調整能力が優れているために、実際の視力よりも周りの筋力など色々と使って見えるようにするんだとか・・。そうすると、正確な視力が出ないんだそう・・。

ということで、再検査に挑むことに。私はといえば、目薬ときたか!!という感じでした。というのも、この時が娘にとって初の目薬だったんです。新しいことが苦手な娘がちゃんと出来るのか・・・。

検査に備え、前もってカレンダーに検査をする予定を書きこみ、目薬を差すこと伝えた上で、私が目薬を差すことを日々見せることに。私(母)の不安から、「ほら!すっきりするだけ!」と無駄に連呼していたように思います。笑

2. 瞳孔を開いて再検査!弱視と判明!

再度の検査当日、娘は目薬に抵抗はするものの優しい視能訓練士さんの忍耐と説得によりがりつつも差すことが出来て、検査完了。

途中、看護師さんが加わり強引に押さえつけて・・なんて流れもありましたが、恐怖心がついたら来られなくなると思ったので、なんとか回避して、納得の上、目薬が出来ました。ふーーー。母としは、冷や汗ダラダラでした。。チーン。

そして、眼科医の受診で弱視と判明し、メガネを作って、お風呂と寝る時以外はずっと着用するように言われました。

3.メガネを着用中!

メガネ

そして、それからはメガネを作り、毎日着用しています。というのも、眼科で聞いたところ、8歳までは視力が伸びるそうなんですよね。メガネをかけて、正しい映像を脳に送ることで、視力が伸びていく可能性が十分にあるのだそうです。

だから、弱視の場合は、小さい頃に気づいた方が良いとのこと・・我が家は6歳、ちょっと遅くなったのですが・・。

実際に、弱視と分かったお子さんで、メガネをかけたことで、小学校高学年にはメガネが外れたなんていう話もききました。ただ、我が娘は強度な乱視なので、メガネを外すことは無理だと思いますが、せめて眼鏡の着用で視力が出ることを祈るばかりでしたね。

その後、小学校に入ってからメガネ着用で視力が出るようになりました。ホッとしています。

ちなみに、メガネ!子供用といえど、お高いんですよね。買い替えもあるし・・。でも、加入している保険組合などで、弱視の場合の治療は補助が出ることが多いそうで、我が家も眼鏡の購入は3割負担で済んでいました。

以上、娘が弱視だったことのお話でした。

我が娘、手先が不器用で制作も苦手と思い込んでいたんですよね。でも、眼科で弱視と判明し、強度な乱視だと分かって、近くでも線がぶれて見えていると伝えられました。

もともと、手先が不器用というのはあるにしろ、近くがブレて見えないのならなおさら、ハサミで切るのも難しいし、製作だって相当な集中が必要だったのだろうと思います。

「もっと早くに気づいていれば・・」そんな思いもこみ上げますが、後のまつり。でも、遅かれど、弱視からの落着きのなさをメガネをかけることで失くせることに、良かったと感じています。

もしかしたら、落着きがないのは、発達障害という理由だけじゃない可能性も!?少しでも視力の心配があれば、早めの眼科の受診、オススメします!

それでは、また!

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