紙飛行機

娘は言語の発達がとても遅れていましたが、成長共に言葉や会話も増え、小学校1年生の頃になると、親子で”会話が楽しい”と思えるようになりました!

その頃になると、娘も気持ちを言葉で表現出来るようになって、彼女が発する言葉から、感覚過敏や聴覚過敏が、彼女の社交性に影響しているのがとても分かりるようになりました。

今回はそんな話しを足跡に残しておこうと思います!

彼女が子供の輪に入らない、遊びに入らない理由は、感覚や聴覚の過敏性が影響していた!?

雲の多い空

 

娘はもともと、小さい頃から子供がたくさんいるような、人気の公園が大の苦手!

”子供は公園が好き”そんな、思い込みがあって私がよく公園に連れていっていたのですが、入口で固まってしまって、立っているだけ。そんな光景をたくさん見てきました。

お友達に「遊ぼう」と言われ、追いかけっこのように後ろを追い掛けられると恐怖で泣き出したり、「やだ」と拒否をしたり、顔を横に振ったり。なので、いつも1人で過ごすことを好んでいました。

一方で、子供が少なく貸切のような公園に連れて行くと、元気よく遊ぶ姿があったんですよね!なので、遊具や公園自体が嫌いというわけじゃないのだというのは、なんとなく理解できていました。

そしてとある小学校1年生になったある日、家族で自然いっぱい、敷地のとても広い公園に行くことに!そこは、以前行った時にとても空いていて、娘も喜んで遊ぶことが出来ていました。でもその日は、駐車場も満車、子供も大人もいっぱい、ものすごく混んでいたんです。

遊ぶ子供たち

すると、以前は喜んで遊んでいた遊具に近づくことも恐怖で難しい様子。「どうして遊ばないの?」と聞くと、娘は「混んでいるのが嫌だから」と言ったんですよね。「どうして混んでいるのが嫌なの?」と聞くと、「お友達とぶつかるのが怖い」と伝えられました。

その時にハッとしたんです。そういえば!って。娘は、人混みの中で、人と軽くぶつかっただけでも泣いてしまったり、他人の荷物に少し触れてしまっただけで涙目になってしまったり、小さい頃は、お友達に触れられただけで泣いてしまったりしていました。改めて、感覚が人と違うのだと気付かされました。

だから、遊びの輪に入っていかないし、子供の輪の中には入らないのだと、本人の口から理由が聞けたことでちゃんと明確に知ることが出来ました。これも、成長して言葉が出てくるようになったから、分かること!

そして、その年のお祭りに行った際も、その場でたたかれていた、”たいこの音”が嫌だったようで、「太鼓の音が嫌だから帰りたい」と伝えられました。お祭りの雰囲気は大好きな子なんですが、こういった1つの音に意識を奪われてしまい、恐怖や嫌悪感でその場に参加できなくなったり、周りが見えなくなってしまったり、他のことに集中できなくなってしまいます。

そうなると、話しかけても上の空。”心ここにあらず”という状態。安全性が脅かされるようで、コミュニケーションを取ることにまで気が回らないんですよね。

というような自己主張が小学校1年生の時に立て続けに起こり、ようやく言葉で表せたことで、発狂したり、奇声を上げたりがなくなった反面、感覚や聴覚の過敏性が社交性に影響をもたらしているということを明確に理解した気がします。

その公園にしても、ぶつかる恐怖がないくらい空いていれば、遊びの輪に入って行き遊具にチャレンジていたはず。お祭りも、太鼓の音がなかったら、コミュニケーションを取りながらきっと楽しめていただろうと思います。

なので、考え方によっては、条件を整えれば、”出来る”可能性があるということ。一見うまく出来ていないことでも、条件がそろえば出来ることって実はたくさんある気がしています。

その本来は持っているポテンシャルに気づき、その能力があるということを認めあげること、大事だなと感じています。

それでは、また!

おすすめの記事