娘は手先がとても不器用で、小さい頃は、クレヨンで線を描くことさえ困難でした。筆圧がなくて、クレヨンで描く線もうっすら線が見えるかなという感じ。
年少まではずっとそんな様子でしたね。その頃は、鉛筆を持つ娘の姿はイメージできず、どうなることかと思いましたが、それから成長して小学生になった今は、鉛筆で漢字も書いてます。
ということで、『どうやって鉛筆を持てるようになって、書けるようになったか』、練習方法について1つの例としてまとめておこうと思います。
鉛筆を持ち、書けるようになるまでの3ステップ!
1.持つ力、親指を人差し指で挟む力を養う!
娘は手先に力が入らない様子で、鉛筆を持つどころかクレヨンの運筆でも難しさがありました。そんな娘の様子を見て、療育先の先生から、『まずは鉛筆を持つ上で必要になる、親指と人差し指で何かを掴む、つまむという練習をするといい』とアドバイスを頂き、最初に取り組むことになりました。
つまむ物は色々なもので応用できます。ペットボトルのキャップで遊び感覚で掴む練習をするとか、本当に何でもOK。我が家の場合は、ボタンの練習もかねて、ボーネルンドのビーズを利用していました。
現在は販売が見られないのですが、下記のようなもの。
紐もあって紐遠しも出来るのですが、最初はビーズを箱から箱に移す遊びでつまむ操作を繰り返していました。選ぶ上で注意したのは、大きいビーズのものを選ぶこと。小さい過ぎると難易度が高いのです。
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他には、下記のハマビーズといったビーズ遊びも良かったです。でもこれは、上記のビーズを簡単に扱えるようになってからがオススメ。下記のビーズの方が小さくてハードルが高いです。
なお、ハマビーズは色々なサイズがあるのですが、上記は大きめサイズのものです。普通サイズのものはとても小さくて娘にNGでした。
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今回いくつか我が家が使っていたものを紹介しましたが、わざわざ購入せずとも、お家にある色々な大きさのものを使ってつまむ練習でOK。
上記のビーズの他に、色々な形のボタン、ストローを切ったものなどでつまむ練習をしていました。練習といっても、ただ単に遊ぶという感覚です。
2.操作の仕方を学ぶ
上記のでつまむ練習と共に、下記のような太いクレヨンや、
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下記のような太いマーカーを持たせて、好きなように描かせていました。個人的には、下記のマーカーの方が、発色が良く描けた感が出るようで、オススメです。
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これらは療育先の先生からオススメされたもの。力が弱く、クレヨンや鉛筆などを持つのが難しいお子さんの場合は、こういった太いクレヨンやマーカーを使ってしっかり持って描く練習をした方が鉛筆を持つことに繋がるというアドバイスを頂いたんです。
そして、操作性を学ばせるためにも、『自由に描かせることが大事』とのことで、描くものは何も決めずに自由に描かせていました。描くものや見本も決まっていなければ、うまく描けないや失敗といった概念に辿り着くこともなく、どんな線でも絵でも成功体験に繋がります。
ここで、たくさん描く体験積んでから、いよいよ鉛筆デビューとなります。
3.三画鉛筆を持たせる
最後にいよいよ鉛筆を持たせます。初は、上記の公文の三画鉛筆、6Bからスタートしました。6Bだと芯が柔らかく、発色が良く出るので、「鉛筆で書く」という成功体験に繋がりやすいと思います。
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ただ、先に紹介した太いマーカーやクレヨンから移行となると、急に持つ対象が細くなるので、最初はさらに下記補助具を付けていました。
三画鉛筆が普通の鉛筆より太いので、上記の補助具をつけるにはちょっと力が必要ですが、娘は持ちやすかったみたいで、小学生になっても使っていましたね。
そして、公文の三画鉛筆は、6B、4B、2Bと種類があって、数字が小さくなるほど芯が硬くなっていくので、小学生になってからは2Bを愛用していました。
ただ、公文のこの三画鉛筆、専用の鉛筆削りがないと削れないので要注意です。
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以上が、「発達障害、えんぴつが苦手!どうやって鉛筆で書けるようになった!?練習方法!」でした。
お絵描きする難しかった娘ですが、今では毎日のように鉛筆を使っています。1つの例として少しでもお役に立てる情報になれば嬉しく思います。