娘の発達障害を疑ってから、とても迷った幼稚園選び。
療育先の先生などからは、「発達障害の子は少人数制の園が良い」と言われていたのですが、その頃住んでいた地域(信越地方)で見学した中で娘を入れたいと思えた園はマンモス園(園児数が多い大きな園)でした。
結局、信越地方では年中までマンモス園に在籍し、その後に転居した首都圏では、少人数制の園に通ったので、たまたまマンモス園と少人数制の園の両方を経験することが出来たんですよね。
そんな背景から、今回は少人数制の園のメリット・デメリットまとめておこうと思います。
少人数制の園が良いってホント!?少人数制の園、メリット・デメリット!
少人数制の園に在籍して、下記のようなメリット・デメリットがありました。
少人数制の園のメリット、まとめ!
1クラスの園児数が少ないと、やはり先生の目が行き届いていると感じることが多かったです。娘の良い部分もマイナスな部分の報告もとても増えました。
また、娘が困っていることにも先生が気づいて下さる機会が多く、支援やサポートに恵まれました。
また、園児数が少ないと、子供達のコミュニケーションや触れ合う機会が多い!マンモス園の頃は、大勢の園児が居て、グループが出来ていたので、娘はポツンという印象でもはや誰とも話さずに園生活を送っている印象だったんです。
でも、少人数制の園では関わらざる負えない状況がたくさんある様子でした。その分、娘の課題が表出し、親としては大変だったのですが、コミュニケーションを取る経験を積めた上に、コミュニケーションにおける課題にも気づくことができました。
そしてもちろん、少人数なので、子供も親も皆知り合いという感じ。子供同士の関係なども良くも悪くもとても分かりやすいので、親が子供の状況などを容易に察することが出来ました。
そして、これは園や人にもよりますが、親御さんとも顔見知りで話す機会も多いので、子供のことを理解して温かく見守っていただけた感覚がありましたね!
少人数制の園のデメリット、まとめ!
園児数が少ないので、健常と言われるお子さんの中で集団から外れたり、不適切な行動をしているとやはり目立ちます。なので、親としてはマンモス園の頃より、ハラハラドキドキが大きかった気がしますね。
ただ、周りが理解してくださる場合は楽さが違います。こればかりは、その際の保護者の方たちの人柄にもよるのですが、理解してくださる方が多い園だと、応援してくれるような雰囲気になります。
逆の場合は、人数が少なく関係性が密な分とてもしんどくなる可能性があります。それでも園側が全面的に応援してくださるのであれば、多少楽なのですが・・。
こればかりは周りの保護者の方たちの人柄によるので本当に運。少人数な分、周りの保護者によって通園の楽さが変わるというのは1つのデメリットになります。
そして、子供同士の関係についても、少人数で密な分、喧嘩や揉め事も顕在化して親が見ていればすぐに分かります。良い事ではあるのですが、子供同士の関係で親同士がなんだかギクシャクしてしまう感覚もあり、親の精神的な面を考えると、デメリットとも捉えることができます。
また、先生の目が行き届いている分、子供のその日の様子がよくわかってらっしゃるので、「今日はこれができなかった、参加できなかった。こんなことをしていた。」など、親として苦しい報告がずっと続いたこともありました。
「もうマイナスなことばかりでお腹いっぱい!」、いくら報告を受けても、子供に言い聞かせても、他の健常のお子さんのようになかなかうまく行かないジレンマに苦しくなることも正直ありました。
これは本来メリットだとは思いますが、マイナスなことと向き合うことがマンモス園よりも遥かに多く、親としてストレスを感じることや子供のことに過敏になってしまうこともあったので、デメリットの1つとして記載しています。
以上が、少人数制の園の、メリット・デメリット、まとめ!でした。
『発達障害の子は、少人数制の園が良い』とよく聞きますが、実際のところ、良いか悪いかは、そのお子さん、親御さんの状況によって異なるように感じます。
マンモス園の場合は、お手本となるお子さんも多く、集団としてはついていきやすい印象もあったり、かといって少人数制の園に在籍していなければ気づけなかったこともあったり。
子供や親にとって園に在籍する期間にどうなって欲しいのか、どういう目的で入園させるのかなどを踏まえた上で、納得して園を選ぶこと、大事かなと感じます。
それでは、また!