診察場面

”発達障害かどうか”、明確にしてくれるのは専門家の中でも医師のみ!医療機関で診察を受けることで、診断を受け、診断名がつきます。

でもでも!医師によって、診断の内容って異なるんですよね!なので、「あの医師には発達障害と言われたけれど、こっちの医師には、グレーという内容で診断された!」というような、食い違いが生じることだってありえます。

実際、我が家が当時、発達障害の専門医に診察を受けるかどうか迷っていたころ、その旨を療育先の先生に相談すると、医師について下記のような話を聞くことに!

「あの先生は診断名をすぐにつけてくれるわよ!」、「あの先生だとなかなか診断名がつかないのよね」

 

『えぇ!?先生によってそんなに違うの!?』と思わず驚きましたが、これが実際の話し。本当に医師によって差が出るんですよね!そして、あまりに不思議だったので、最初に診察していただいた医師になぜ差が出るのか、思わず聞いてしまいました。

ということで、”診断の差について”まとめておこうかなと思います!

発達障害の診断、医師によって差が出るのはなぜ!?どういうこと!?

空にハテナ

実際に医師に聞いて、どうして診断に差が出るのか、ものすごーーく簡単に結論を言ってしまえば下記の通り!

医師だって、人間だから!そして、医師の”発達障害”に関する考え方、方針が違うから!

はい!笑 本当に簡単すぎますが、これが実際の返答でした!でもね、ちゃんと話を聞くととても深くて納得できたので、説明していきます!

発達障害で間違いないと思えば即診断、でも軽度の場合は医師だって迷う!

医師と看護師

医師も人間、だから発達障害の診断の場合は誤診だってありうるのだと正直に教えて下さいました!患者が幼ければ幼いほど、その可能性は大きくなる気がします。

我が家も初めて診察を受けたのは、娘が3歳の時。診察時間の1時間という短い時間の中で子供の様子を見て、医師は判断する必要があります。我が家のように、子供が幼く、言語の遅れもあって子供本人からの聞き取りは難しく、親が様子を伝えるしかない状況なら、なおさら大変。

明らかに発達障害と分かる場合にはすぐに診断出来ても、軽度というカテゴリーに入るお子さんの場合は、”診断をどうするか”は、医師によって違いが出るのだそうです。

医師の”発達障害”に関する考え方、方針によって診断に差が出る!

電球

上記の続きになりますが、「発達障害かどうか確信が持てない時どうするか・・」、こうなると医師の”発達障害”に関する考え方、方針によって差が出るのだそう。

例えば、直接私が聞いた医師の場合は、「すぐに診断し、診断名をつける」ということで有名な医師でした!なので、その医師に診断され、納得できない保護者が他の医師にセカンドオピニオンを求め、「”発達障害”とは言われなかった、グレーと言われた」ということが実際に起きていたと聞きました。

この医師がなぜすぐに診断名をつけるかというと、

 診断名をつけることで、子供が療育に通えるようになったり、相談機関に繋げることが出来るから

でした。

療育に関しては、”発達障害”でなかったとしても受けておいて損はないのだから、”発達障害の可能性があるなら、早いうちに療育や支援を受けた方が子供にとって良い”というのがその医師の考え方。

そのために、発達障害の可能性が高ければ、”診断”をつけるという方針なんですよね。

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保護者の中には、周りから診察を促され、『自分の子が発達障害なんてありえない!』と納得できないままに診察を受ける方も居らっしゃいます。そういうお子さんの場合、療育に繋げるのは難しいのだそう。

そんな時にその医師が、発達障害の可能性が高く、「この子は療育に通った方が良い」と思えば、”発達障害”だと診断することで、子供を支援機関に繋げ、親に行動を起こすきっかけを与えるのだそうです。

一方で、「簡単に診断名をつけない」という方針の医師も居ます!少しでも”発達障害ではない”可能性があるのなら、経過観察で済ませるのだそうです。このタイプの医師を高く評価する保護者も多く居ます。

どちらの医師が良い、悪いというのはなく、どちらの医師の考えも理解できるはず。

診察の対象が大人であれば別の話しですが、診察対象が子供の場合は特に、上記でお伝えしたように、患者は同じでも医師によって”発達障害かどうか”に、差が生じてしまうことになります。

以上が、「発達障害の診断、医師によって診断の内容が異なる!?なぜ!?どういうこと!?」でした!

まとめ

コーヒー

発達障害の診断は、医師によって差が出る可能性がある。理由は、『医師だって、人間だから!そして、医師の”発達障害”に関する考え方、方針が違うから!』

親としても、”発達障害かどうか”というよりも、”どうして診察をするのか”、診察の目的を明確にしておくと良いかなと感じます。

それでは、また!

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