右肩上がりのグラフ

娘は就園前までは、とにかく大人しくてずっと心配していたのですが・・幼稚園に入園してからみるみる激変しました。

>>【発達障害&あるある】大人しい子から、活発な子へ激変!

急に積極的になり、自分の嫌な気持ちを行動で大胆に主張するようになったんですよね。

そんな娘の行動で、先生も親も手を焼いたのが、『物を投げる、落とす、ぐちゃぐちゃにすること』。いや~、これは本当に頭を抱えました。悩みすぎて苦しかった記憶があります。

そんな困った子の行動、成長してどうなったか、記録を残しておこうと思います。

物を投げる、落とす、ぐちゃぐちゃにする!成長してどうなった!?

葉と光

結論から言えば、こういった問題行動は成長と共にどんどん減っていきました具体的には、小学校高学年ではそういった問題行動はほぼ0の状態でした。

つまり、永遠に同じ頻度で続くわけではなかったというのが我が家の結果です。

物を投げる・落とす・ぐちゃぐちゃにするという問題行動で本当に大変だったのが3~6歳。それからは徐々に頻度が減っていきました。

物を投げたり、落としたり、ぐちゃぐちゃにする行動は、周りに迷惑がかかるし、最悪の場合は投げたものが当たって怪我してしまうことにもなりかねないので、すぐにでも辞めて欲しい行動なんですよね。でも、いくら怒っても叱ってもすぐには解決に至らないので親としてものすごいストレスがあり頭を抱えました。

なぜ、物を投げたり落としたり、ぐちゃぐちゃにする!?行動が出るタイミングと理由!

紙飛行機

娘の場合、そういうった行動が出るタイミングと理由は明確でした。行動が出るタイミングは、娘が不快だと感じている時や嫌な場面。例えば、下記のような時でした。

  • 手先を使う活動や遊び →手先が不器用でうまく出来ない
  • 思い通りに出来ない時
  • 自分のパーソナルスペースが脅かされて不安な時
  • 娘にとっての安全と安心が脅かされている時、脅かされそうで不安な時

そして、その行動が出る理由は下記の2つ。

  • 嫌なものを手っ取り早く取り除く方法だから
  • 言葉で不快な気持ちやSOSを伝えられないから

どうにもこうにも出来ないからとりあえず、目の前のものを取り除いてしまおうという・・。ある意味、「これは、どうしようもない。」と思える理由だったんです。

さらに、娘の場合は、物を投げる、落とす、ぐちゃぐちゃにする行動をするとご褒美がありました。どんなご褒美かというと、先生が来てくれて、自分の不快な場面を解決してくれたり、サポートしてくれたりするということ。

娘は、発達が遅れていたので、普段の生活で褒めてもらえるような成果がないんですよね。なので、先生が注目してくれる場面は、上記の行動を取った時というような問題行動が強化されてしまう悪循環でした。

ということで、メリットがあれば、当然ながら問題行動を続けてしまうわけで、なかなか解決せず・・。本当に悩みに悩みまくりました。

でも、この問題行動、周りに迷惑がかかる行動のため、放っておくこともできず・・。少しでも回数を減らそうと、家庭と園で情報共有しながら次の対策を続けていました。

物を投げる、落とす、ぐちゃぐちゃにする、困った行動への対処法!

四つ葉のクローバー

下記の対処法を園と家庭で共有して取り組んでいました。

  • その不快な気持ちを先生か親が言葉で代弁する
  • 正しいことをしている時に気づいて、褒めまくる(ご褒美をあげる)
  • 代替えできる行動や方法を教え続ける。(『休憩したい』と先生に伝えること。)

製作活動でうまく出来ずに投げたりぐしゃぐしゃにしたら、『悔しかったんだね』とか、『うまく出来なくて嫌だったんだね』などと先生が言葉を掛けるようにして下さいました。自宅でも同じように取り組みましたが・・。⇒コレ忍耐が必要です・・。

これは、気持ちを言葉で表現する方法を教える目的でもありました。

さらに、当たり前なことでも正しい行動が出来た時は、認めて褒めることも出来る限り続けていきました。当たり前のことを褒めるイメージなんですが、これがないと褒める時があまりないのです。

でもこの対処法を必死に取っている間も、物を投げる、落とす、ぐちゃぐちゃにする行動は顕在。根気よく続けるしかなく、母としてはメンタルダメージを受けながらも、とにかく軽減するよう前に進んでいました。

結果的には、年齢が上がり理解力が上がったり手先の機能も成長したり、発語も増えて主張できるようになったりで、徐々に減っていきました。

結局は成長が解決の大きなカギでしたが、放っておくわけにもいかないということで、この取り組んだからといってすぐに解決しないというあたりのジレンマが本当にしどかったです。でもこんなしんどさも今振り返れば、不思議と懐かしさが芽生えます。

だから、お子さんの困った行動で今現在、頭を抱えてらっしゃるお母さん方、大丈夫、同じように頭を抱えた仲間がいます。今の状態が永遠に続くわけではない、そしていつか、「そういえば、あんなことがあってしんどかったな。」と懐かしく思う日が訪れます。

我が家の足跡で、少しでも安心できればうれしく思います。

それでは、また!

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