葉と光

我が娘、「なんだか見える範囲が狭い気がする。」と小さい頃から感じていました。そして、間違い探しが驚くほど出来なかったんです。

そして、そんな苦手さから、娘の実生活に困難があることも分かりました。

ということで、娘の視野の狭さや苦手だった間違い探しについてまとめておこうと思います。

発達障害、視野が狭い、間違い探しができない!日常生活への困難とは!?

小学校

ある時、公共の遊び場で他の健常の枠組みの同年齢のお子さんを見ると、間違い探しを楽しそうに取り組んでいたんです。「そうか!間違い探し楽しそう!」ということで、娘にもやらせてみると撃沈。娘は全く出来なかったんですよね。

娘の場合は、楽しんで取り組むということ自体が出来ませんでした。

間違い探しには、

  • 広範囲に目を配ること
  • 集中して見て探すこと

の2つのスキルが必要だと思います。この2つとも、娘は苦手でした。そもそも注意散漫で集中してみる事が出来ない。そして、様々なところに目を配る(視野を広く持つ)こともNGでした。

これらの苦手さに通じる日常的な困難はというと、これらのこと。

  • 物を失くす(探す)・見つからないことがとにかく多い
  • 集団活動で迷子になる
  • 外出先で母子分離が極端にできない

まずは物を失くす(探す)ことが多かったんです。でも、本当に失くしているわけではなく、すぐそばにあるんです。目の前にあっても、「ないないない!」と大騒ぎで顔は真っ青、本当に困っている様子でした。

他にも、園などの集団活動先で、皆で自由に遊んでいる際に、ピーーと笛がなって、担任の先生のところに戻るというような場面で、1人たたずんでいて「ここはどこ!?」状態。迷子のような様子がしょっちゅうありました。

外出先でもそう、親と離れるのを極端に嫌がりました。どこに居るか分からなくなる不安からなんですよね。すぐそばにいるのに、居場所が分からなくなる様子がありました。

お子さんによっては、逆に一人でどこかに行ってしまって困るという問題を抱えている方もおられると思いますが、我が家は真逆。

そんな娘、探しものや見つける手間を少しでも軽減するため、また日常により安心感が芽生えるよう、遊び感覚で親子でトレーニングに取り組んでいました。

家庭で取り組んだこととは!?その子に合った間違い探しと『ウォーリーを探せ』を活用!

まず、間違い探しですが、年齢よりも、その子の状態に応じて取り組むものを選んだ方が良いことが経験上分かっています。

我が家の場合は、すぐに「ウォーリーを探せ」を購入してチャレンジしたものの、探す範囲が広すぎる上に、探すハードルが高すぎて幼児の娘にはNGでした。集中が持たない!見つからないと楽しくない!

なので、最初は、下記のようなシンプルで大まかな絵のタイプの方が楽しく取り組めました。

このようなタイプだと、「今日は間違い1個だけ探してみようか。」なんて、短時間に区切って遊ぶことも出来ます。

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今は子供向けの間違い探しの本はたくさんあって、ドリルまであります。

ドリル形式は、ご褒美のシールが得られることで取り組む意欲がアップするお子さんもいるはずです。

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これらの簡単な間違い探しが出来るようになってきたら、「ウォーリーを探せ」のようにさらに広い視野が必要なものにトライしてみるのがオススメ!大人も真剣になって一緒に取り組めるはずです。

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本は紙面上とはいえ、間違いやウォーリーを探すのに、周りを見るという作業が必要になるので、色々なところに目を配るという体験を遊び感覚で出来るのがメリットでした。

でも、幼児の頃は、間違い探しは本当に出来なかったんです。間違い5個の内1個見つかれば万々歳、私が誘導しないと探せない状態でした。なので、幼児の頃は「ウォーリーを探せ」なんて到底探せず、一旦「ウォーリーを探せ」は封印。

そんな娘ですが、その後どうなったのか。成長して視野が広がったのか、間違い探しは出来るようになったのか、まとめておきたいと思います。

発達障害、視野の狭さ、間違い探しが苦手、成長してどうなった!?

空にハテナ

なんと、小学校2年生の頃に再度「ウォーリーを探せ」にチャレンジしてみると、ほとんど自分でウォーリーを探せるようになっていました!

娘自身がページの上下左右を細かく、そして上から全体的に見て探している姿があって、「やはり成長と共に視野も少しずつ広がるし、集中力が増すんだ!」と実感しました。以前は出来なかった間違い探しの本も年齢と共にどんどんと出来るようになりました。

そして学校生活においても、集団生活が出来ています。

ただ、視野が狭い傾向はずっとありますね。失くしものや探しものは小学校高学年でも多く、学校で注意されるほど。家でも近くにあるのに見つからないことが多少なりとも続いていました。

でも、中学生になると注意力が少し付いてきたからか、グンと失くしものや探しものが減りました。物が多いとより失くしたり、探したりが多くなるので、なるべく物を少なくすることがすごく重要な気がしています。シンプルにすること、今でも母子で心がけてチャレンジしています。

ただ、やはり自分の位置感覚を得るのは苦手さがあります。自分の位置を引き目で見られないようで、10代になっても、外出先で人と離れることに恐怖を感じている様子があります。それは自分でも自覚があるらしく、「私は、方向音痴!」という解釈をしています。

でもこれは、発達障害だからなのか・・。彼女の性格なのか・・。私も地図を読むのは苦手で方向音痴ですが、娘ほどではないんですよね。娘の場合は少し極端な方向音痴というような印象です。

以上が、間違い探しの苦手さや視野の狭さについてでした。

ゆっくりのんびりだけど成長していること、振り返ると分かります。そんな成長を見据えて、少しでもホッとできる一瞬がありますようい。応援しています。

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