娘は、子供や人でいっぱいな場所や公園がとっても苦手!
だから、複合遊具がたくさんあって、子供に人気の公園に連れていっても、どの遊具もうまく遊べないことが多々あるんですよね。「怖い、怖い」と言うので、手先や運動機能の不器用さから”娘には遊具をうまく使いこなせない、その遊具は娘には難しい”と思い込んでいました。
でも実際は違ったんですよね!とある小学1年生のある日、驚いたのを覚えています。
”出来ない”のではなくて、『本当は出来るけれど、条件が揃わないだけ』だった!
自宅から割と近くに、子供たちにとても人気の大きな公園があるんですよね!
複合遊具もたくさんあって、市外からも噂をききつけてわざわざ来られるファミリーもいらっしゃりるほど!とても大きな公園!ただ、人気なだけあってとても混みます。
そんなたくさんの遊具の中の1つに”ツリー(木)”を連想する、遊具があって、網のネットをぐるぐると上に登っていけるものがあります。頂上は、大人でも怖くなるほどの高さ!まさに、大きな木を登っているような感覚。
娘は、そのツリーの遊具に挑戦して、途中で怖くなり、年長の頃にパニックを起こしたことがありました。その後も、チャレンジしてみたものの、途中で「怖い」と発し、ちょっと登ってすぐに降りてくることばかり。
なので、「この遊具は娘にはまだ出来ない」と思い込んでいました。
そんなある日、朝から小雨がずーっと降っていたんです。その公園の近くに用があったので、公園内を通って時間を短縮することに!もちろん、小雨が降っていたので、子供はほぼ0人。
そして、そのツリー(木)の遊具の横を通ると、娘が、「やりたい!1回やってもいい?」と聞くので、小雨だったのと、こんなに空いていることは滅多にないので、「いいよ!」と1度だけやらせることに!私(母)としては、”きっとまたちょっと登って終わりだろうな!”と考えていました。
それが、びっくり仰天!今までの怖がる姿はどこへやら・・、娘はスイスイと頂上まで登り、頂上のネットの上に座り、「出来たよーー!」と休んで眺めを楽しんでいるんですよね!
「えーーー!!!出来るの!?」もう、開いた口が塞がらないとはこのこと。まぁ驚きましたね!私(母)がヒヤヒヤする高さ(万が一落ちたら間違いなく、救急車を呼ぶレベルです・・トホホ)を、心配する時間もなくスイスイと登って行ったんです。
その時に、「この子は、本当は出来たんだ」。そう気づきました。
娘には、強弱の変化はあるにせよ、聴覚や感覚の過敏性があります。そのために、混んでいるところはとても苦手。人にぶつかるのがとても怖く、聴覚的にも苦手な音がたくさんあるんですよね。
だから、子供たちがたくさんいる時は、そのツリー(木)の遊具が出来なかったことに気づきました。そもそも感覚的にも、聴覚的にも安心できないし、パニックになったのも、子供がたくさん居て、遊具から降りられないと恐怖を抱いたことが原因。
それがたまたまその日は小雨で、子供が0人。貸切状態で、その遊具で遊ぶことが出来ました。そうしたら安心して、遊べたんですよね。
この体験を通して、「本当は出来ることがもっとたくさんあるのかもしれない・・」と感じましたね。感覚的、聴覚的に条件がそろえば、本当は出来ること、本当はチャレンジできることがたくさんあるのだと思います。
本当は出来るのに、”出来ない”と決めつけられることはきっと苦痛なはず。私(母)が出来ないと決めつけないで、本当は出来ることや本当の能力に気づいてあげること、とても大事だなと改めて感じた体験でした。
それでは、また!