光が射す森

初めての子育ては、実両親や義両親に支援してもらう方も多いと思います。我が家も色々と相談したり、アドバイスをもらったり、時には現代とかけ離れたアドバイスに苛立ちを感じたりしながらも、子供の祖父母とは良好な関係を築いていました。子供の発達障害を疑うまでは・・・。フフフ

発達障害を疑った時、私は不安でいっぱいだったので、パパや実両親に相談していましたが『ありえない!』と一刀両断。逆に『母親に特別視されている子供が可哀想』と私が責められるまでに。

そんな祖父母になんとか子供の状況を理解してもらおうと、実際に専門医に診断を受けた後も色々と努力しましたが、一筋縄には行かなかったんですよね!

きっと、祖父母について、悩んでいらっしゃる方も多いのかな・・と思うので、そんな祖父母へのカミングアウト事情について、足跡を残しておこうと思います。

祖父母が理解するには相当の時間がかかる!多くを期待しない、相談や拠り所は、支援してくれる第三者の力を借りましょう!

葉と光

発達障害の専門家と呼ばれる方にも伺いましたが、祖父母が孫の発達障害について理解することは相当難しいそうです。パパでさえ受け入れられない場合も多いのだとか。中には、残念ながら、その事実が受け入れられず、孫に話しかけることすら拒む方もいらっしゃるという話も聞きました。

我が家の場合、祖父母が本当の意味で娘の状況を理解するようになるまで、少なくとも2年は要した気がします。今でも完全に理解しているとは思っていません。

発達障害という概念がなかった時代に子育てをしてきた祖父母世帯、そして親よりも接する時間が少ない祖父母が発達障害である孫を理解するって当然ながら難しいんですよね。

我が家も祖父母はすぐに理解してくれなかったんです!

そうなんです。我が家の場合も、娘が専門家に発達障害の可能性を示唆された時点で全て伝え、少しでも理解してもらえるように、発達障害にまつわる本を祖父母にも贈ったのですが、うまくいかず。

実両親でいえば、理解したくない様子が顕著。贈った本も本棚にひっそりと置いたまま、読んでくれない時期が続きました。

最初の頃は、「なんで理解してくれないんだろう」って頭を抱えていたんです。母としても、精神的に限界だったので祖父母に育児の話しをしたり弱音を吐いたりしていたんですが、とんでもないアドバイスが返ってくるんですよね。「いつか治るんでしょ!?」って何度も聞いてきたり!「あなたの考え過ぎよ」、「私たちは信じていないから」なーんて言葉が返ってきたり、その度に衝突し、喧嘩へと発展していました。

でもある時にふと、そもそも祖父母に理解を求めていること自体が間違っていたのだと気づきました。祖父母が私と違う人間である以上、私と同じような理解を求めても不可能なのだと。

だから、理解を求めたり、期待したりするのを思い切って辞めて、事実だけを話すだけにしたんです。集団生活になかなかついていけない話しだとか、園から報告される問題行動のことだったり、「加配をつける」と言われたなど・・ね。

事実を話して、『でもたまたまでしょ!?』とか、『その内治るんでしょ!?』とか聞かれても、「そうじゃないみたいだよ~」と軽く返す程度で、以前はそういう言葉に反応して噛みついていましたが、理解を求めないようにしてから否定もしませんでした。

そしたらね、理解してほしい時と比べたら衝突しない分、とても楽になりました。

四葉のクローバー

そんな期待しない日々を続けていたら、祖父母は祖父母のペースで、発達障害にまつわるテレビ番組を見たり、調べたりしながら、ゆっくりと理解する方向へ傾いていくように。私にも、理解するまでに色々なステップがあったように、祖父母にとっても、祖父母のペースで理解していく道があるのだと分かりました。

本来は、ママさん方の心がいっぱいいっぱいで大変な分、パパや祖父母が拠り所となると理想的なのですが。不安を吐露したり、分からないことを聞いたり、相談したりできれば良いですよね。

しかしそううまくはいかないもの。うまくいけばラッキーというレベル。ということで、私の相談先や拠り所になってくれたのは、家族ではなく、専門家と呼ばれる第三者の方(保健師さん、臨床心理士さん、発達相談員さん、発達心理士さん、保育士さん、幼稚園の先生、医師など)でした。

これまでもたくさんの子供たちや相談に対応しているだけあって、断然理解してくれましたし、一緒に解決先を考えて下さったり、見守って下さったりしました。家族に話して衝突するよりは、第三者の支援してくださる方に話す方が断然有益でしたね!

なので、おじいちゃんおばあちゃんが、孫の発達障害をなかなか理解してくれなくて、苦しい思いをしているお母さん方、苦しいけれど一旦、理解を求めるのを辞めみること、そして専門家と呼ばれる第三者に相談、支援してもらうこと、オススメします!

寂しさは伴うし、家族なのに悲しいけれど、その方がずっと楽に、有益に時が過ぎていくはずです。一人じゃない。仲間がいます。

陰ながら応援しています!

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