先生と生徒

発達障害や、発達に遅れ、特性があるお子さんの場合、幼稚園や保育園等の集団生活が始まると、先生や園長先生と話し合いを持つ機会も多いはず。

だからこそ、出来れば園や先生方との関係を良好に保ちたい!

我が家の場合も、入園前から園長先生に娘の特性を説明しに行ったり、園長先生から電話連絡をいただいたり、就園後も先生方からしょっちゅう連絡や報告をいただいたり!とにかく関わりを持つ機会が多かったんです。

なので、園や先生方との関係は、良好に保っておきたいといつも感じていました。そんな良好な関係を保つために気を付けていたことが、私の場合は『無害で、応援される母を目指す』ということだったんです。

そして、園生活、ほんっとに色々なことがありましたが、先生方や園側との関係は、良好のまま卒園を迎えました。

ということで、園や先生方との関係性について、足跡を残しておこうと思います!

なぜ”無害で応援される母”を目指したのか!?

空にハテナ

”無害で応援される母”をなぜ目指そうと思ったのか!?結論から言ってしまえば、無害で応援される母になると、娘のありのままの状況を把握できるメリットがあったのと、先生方や園側が自発的に支援しようと親身になってくださると思ったからなんです!

”無害”とは・・

まず、『無害』というのは、あからさまに先生の対応を批判したり、攻撃したりする存在ではないということ。

応援される母とは・・

園や先生方が自発的に、支援したい、応援したいとサポートの手を差し伸べてくださる存在になること。

実際に、私が子育てで行き詰っていることをありのままに伝えると、応援してくださったり、園生活においてはいつでも力になると励まされることばかりでした。問題行動において、家庭で解決方法が分からないと伝えると、先生方が色々と工夫して対応してくださり、上手く行くと、その方法を家庭でも取り入れられるように情報共有してくださっていました。有り難いです。

"無害で応援される母”になるために、具体的に何をしたのか!?

チェックリスト

意識していたのは、下記のこと!

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先生方や園側に理解を示し、いつも感謝を伝えること

問い合わせをする女性

これは常に意識していました!”保育料を払っているのだから、見てもらうのは当たり前”という考えで接する人を積極的に支援したいとは思わないはず。

実際に、先生方は色々な個性をかかえるたくさんの子供を日々抱えていらしゃって、見ていると大変!その大変さを理解し、「お忙しい中、いつもありがとうございます」と伝えることを意識していました。

娘の場合は不適切な行動や集団を乱してしまうことがあって、先生が他のお子さんも抱えながら、個別にサポートする必要があったはず。私でも、頭を抱えていたので、先生方だって同じはず。なので、先生方には感謝の気持ちが常にあって、それを伝えることにしていました。

攻撃的にならないこと

四葉のクローバー

人はだれでも攻撃されたり、強引に指示されたりすると嫌な気持ちが芽生えます。子供の問題行動について、「あなたのやり方がいけないのでは?」と非難するように言われたら、もう話すのも嫌になるはず。そんな嫌な気持ちが芽生えると、その人とは関わりたくない、話したくないと、言われた側は防御の行動に出る気がしました。

そうなると、子供のことをありのままに話す、相談する、ということが実現出来ないので、批判する、攻撃するということは一切しませんでした。その代わり、言いたいことがあれば、”困っていることへの相談”という形で先生方や園側に伝えていました!

また、先生側から子供の問題行動の報告があると、家庭でうまくいっている対処法があれば共有して、家庭でもお手上げ状態の場合は、”家庭でも困っていて、どうしたら良いものか・・”と正直に伝えていました。

園での子供への対応は基本的に先生に任せること

園児

先生には、先生にとってやりやすい方法があるはず。

そんな考え方をしていたので、園で起きる問題行動の対応は先生方にお任せするスタンスを取っていました。『こう対応して下さい!』、『こうして下さい!』と言ったことは我が家の場合はなかったです。

先生方から、「こういう問題行動があって、家庭ではどういう対応をしていますか?」と質問があれば、家庭での対応方法があればお伝えし、なければ正直に「思い当たらない」と伝えて家庭でできることがあればいつでも協力すると伝えていました。

また、特に対処法を聞かれなくても、報告される問題行動に対して、家庭でうまく対処できた方法があれば、「家庭では、こうしたら上手くいったことがありました」と、情報共有を親側から自発的にしていました。

問題行動の責任を先生に押し付けないこと

遊ぶ子供たち

以前、幼児教育に携わっている方から、園の先生方は、親や周りから『いかに集団をまとめられているか』ということで評価をされがちなのだと聞いていました。先生方も、プレッシャーを抱えているんですよね。

そんな中、我が子は集団を乱してしまうわけで!

なので、我が家の場合は、授業参観や、親が参加するお遊戯会、運動会などの公開イベントの前は、「娘が万が一集団から外れてしまっても、先生に責任はないので・・」とあえて伝えていました。先生の立場を理解していることをお伝えしたかったんですよね。

親側が子供の課題や問題に対して、精一杯理解し、考え行動しているという姿勢を見せること

笑顔の家族

人が頑張っている姿を見ると、応援したくなることがあります。

なので、隠さずに子供の特性を理解しようと必死な日々や、頭を抱えていること、問題行動に家庭でも精一杯解決に向けて取り組んでいるということを、連絡帳を通してや、お会いした時に正直に話すようにしていました。

無理に演じるというわけではなくて、あくまで日々の苦悩や、家で取り組んでいることを伝えることを意識していました。

以上が、”無害で応援される母になるために具体的にしていたこと”でした。


 

本来、子供の困難や課題に家庭だけでなく、園だけでなく、園と家庭で協力しあって取り組めたら百人力なんですよね!

でも、結局は人間関係。園や先生方との関係性を築くのも、思いやりや気遣いなどの努力が少なからず必要な気がします。攻撃や批判をすれば、しこりが残る。敵ではなく、仲間であれば協力しやすく応援したくなる。

”無害で応援される母を目指す”ことで、メリットがたくさんあった気がします。

それでは、また!

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