夕日が沈む海

我が家の場合、幼稚園~小学校低学年の頃は特に、授業参観が苦痛でした。

全く楽しめない。苦痛。

この一言に尽きます。授業参観は、私がハラハラ、ドキドキでいっぱいになり、冷や汗でびっしょりでしたね。義務感や責任感からなんとか参加していた感じで、授業参観を思うと憂鬱で仕方なかったです。

『どうか、周りにご迷惑をかけませんように・・。』と、心の中で祈っていました。

授業参観が苦痛!授業参観が楽しめる時は来る!?

海にかかる橋

結論からいうと、我が家の場合は年を重ねるごとに授業参観が少しずつ楽になり、小学校高学年のころからは、気負いせず楽に参加できるようになりました。とはいえ、こればかりは人による。授業参観がさほど楽しいと思えるタイプではないため、楽しめるというほどにはなりませんでした。

そして、最も授業参観が苦痛だったのは幼児~小学校低学年の時期。

我が家の場合は、席を立ってしまったり、奇声を上げたり、教室の外に出て行ってしまったり、制作物をぐしゃぐしゃにしてしまったり、物を投げたりというような、不適切な行動が先生から報告されていました。

クラスの活動の妨げになる可能性もあり、どうしても目立ちます。いわゆる”いけない”と言われることをあえて行うので、最悪クレームになってしまう可能性だってある。

「授業中そんなことが起きて、他のお子さんに迷惑をかけたらどうしよう」と、ついそんなことを想像してしまうんですよね。そうなると、もう不安でいっぱい、胃がキリキリと痛みます。

でも、そんな風に授業参観が苦痛だったのは私だけじゃなかったんです。その頃に、同じように特性を抱える他のママが、「授業参観って公開処刑だよね。」と究極な例えをされている方がいらっしゃいました。

つまり、授業参観が苦痛なのは私だけでなく、今お読みいただいているあなただけではなく、同じように感じている仲間がたくさんいるということ。なので、大丈夫。自分を責めないでくださいね。

ちなみに、下記のような特性を持っているお子さんの場合は特に、授業参観が苦痛になる傾向があります。

  • 不適切な行動をしてしまう(周りに迷惑をかけかねない行動)
  • 集団から外れてしまう
  • 座っていられない

まさに娘がそうだったんですが、こういった特性のあるお子さんもを育てている場合で、授業参観が楽になる方法ってあるのでしょうか!?

子どもが発達障害、授業参観が少しでも楽になった方法とは!?

葉と光

我が家の経験なんですが、授業参観の苦痛な感覚が少し軽減したことがありました。そうなった要因は下記のように明らかでした。

  • 特性や遅れをカミングアウトし、理解してくれるママがクラスにいた
  • 周りに特性や遅れをオープンにカミングアウトしていた

「娘の状況を理解してくれる保護者がいる」というのが、私の場合は心の大きな支えになりました。どの環境でも必ずといっていいほど、一人は理解してくれる人がいたんです。

周りにカミングアウトしていない時期は、療育先で知り合ったお子さんとママが園も一緒になり、クラスも一緒だったり、娘の不適切な行動に必死に対応し疲弊している私を見て同情してくださるママさんがいたり。

療育で一緒だったママさんは、娘の事情も母としての立場もおのずと理解できるため、何かあったとしても理解してくれるという安心感がありました。

また、関東に引っ越しをした後は周りにオープンにカミングアウトしたのですが、このカミングアウトで大きな肩の荷が下りた気がします。授業参観は相変わらず緊張はしますが、お見苦しい場面があるかもしれない、などと周りに伝えられるようになり気持ちがグンと楽になりました。

>>カミングアウトについて

理解してくれない人もいますが、理解してくれる人が一人でもいると、こんなにも心の持ちようが違うのだと知りました。

そして、我が家の場合、小学校は娘の状況を全て話し、その上で受け入れてくれた私立小学校に入学することになりました。学校にも、周りの保護者にもカミングアウトして通学したため、小学校に入ってからの授業参観は気持ち的に余裕が出るようになりました。

よって我が家の経験からは、園や学校の先生だけでなく、同じ保護者という立場で理解してもらえる人がいたことが、授業参観の苦痛さを減らす1つの方法となりました。

授業参観が苦痛というお母さま、大丈夫。同じように戦っている仲間やなんとか乗り越えてきた先駆者がいます。そして、子どもの年齢が上がるごとに、授業参観の苦痛さが軽減する可能性が大いにあります。

現在、理解してもらえる人が誰もいないという方は、苦しくなったら当ブログを覗きにいらしてください。ここに1人、陰なら応援している仲間がいます。

それでは、また!

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