3歳半頃に発達障害と診断された娘の小学校は、私学を選択しました。私学を選ぼうと考えた時にふと心配になったのが、
ということ。一般的に考えれば、私立小学校を受験する場合、幼児教室や塾に通わせますよね。
我が家の場合はそもそも幼児期に地方に住んでいたこともあり、私学という選択肢はなかったのですが、私学の選択肢があるということを知って急遽私学への進学に方向転換することになりました。
ということで、私学へと進んだ足跡や疑問について残しておこうと思います。
※これまで、幼稚園名や学校名のお問い合わせを複数いただいております。以前よりご案内していますが、園名や学校名の問い合わせは返信不可となりますことご容赦下さい。
園名や学校名の公開は個人情報に辿りつく可能性があり、また入園・入学しても合わず退園・退学される方もいるため、ご家庭やお子さんによって必ずお勧めと断言できず、お答えできません。何卒、宜しくお願いいたします。
発達障害の子の小学校の選択肢、公立だけじゃない!?私学の選択肢!
我が家は年中の頃までは、転勤先の地方で過ごしていたのですが、その後首都圏に転居しています。
そして、結果的に我が家の場合は就学先は、『私学』を選ぶことになりました。きっと、「私学」の選択肢があるという情報を聞かなかったら、公立の小学校に進んでいたはず。
というのも、当時住んでいた地域には私学の小学校がなく、公立か国立のみの選択肢でした。なので、私学を選択する可能性は0だったんです。それがまさかの私学への就学に・・。
そう考えると、「ふとしたきっかけで人生って変わってしまうんだよな」と、良くも悪くも感じてしまいます。ちなみに、軽度発達障害のお子さんの場合はさらに、私学の選択肢が広がると聞いていました。
でもこればかりはお住まいの地域にもよるので、ご家庭によっては特定の私学への就学のために引っ越しをされる方、母子のみで学校近くに住居を構える方も実はいらっしゃいます。
発達障害の子、まさかの私学の小学校に。きっかけは!?足跡!
もともと私学の選択肢が0だった我が家がどうやって、私学への就学へと進んだのか。きっかけは、首都圏で開催されていた短期の療育プログラムに参加したことでした。
当時、私が住んでいた地域では、民間の療育施設がなく、療育は市や町が提供する2か月に1回がメインでした。もっと療育を受けたいと考えた結果、首都圏で行われていた長期休暇中の短期療育プログラムに地方から参加したんです。
そこで出会ったママさん方は、首都圏にお住まいのママさんも多くいて、そのママさん方と話している中で私学の選択肢があることを知りました。
そうか、私学も選択肢にあるのか・・。
と、目から鱗でしたね。
もともと私は一般家庭で地方に住んでいたため、私学の情報は一切入ってこなかったのですが、たまたま長期休暇中に参加した首都圏の療育プログラムで私学に関心のあるママさんが多数いらっしゃったことでまさかの私学の選択肢が生まれました。
地域や療育先によって、私学に関心のあるママが複数いらっしゃる場があり、そういった場にたまたま出くわすと思いがけない情報が入ったりします。
これが我が家が私学の小学校へ進学することになったきっかけでした。
発達障害、私学の小学校を選択肢に入れることで大変だったこと!
私学を選択肢に含める上で、大変だったことは次のこと。
- 受験が必要!
- 情報収集が大変!
私学ということで、学校によって異なりますが当然ながら受験(ペーパーテスト、行動観察、面接など)が必要で、合格することで入学が決まります。
なので、あらかじめ子どもと一緒に説明会や、相談会に参加して情報収集、願書などを入手する必要が出てきます。、また、テストや行動観察や面接対策なども少なからず準備が必要。これらの労力と準備が意外と大変なんですよね。
特に特性を抱えるわが子を連れての説明会参加や、テストや行動観察、面接等の準備はかなりの心労が・・。でも、ここを通らないとそもそも私学の選択肢がなくなるため、私学を考える場合は覚悟を決める必要があります。
ちなみに我が家は、年中の頃に説明会や学校側の相談会や面談に参加していました。
また、私学を選択肢にする上で、大変だったのが情報収集。今は分かりませんが当時は公に発達障害の子を受け入れますと宣言している学校がほぼなかったため、我が家の頃の情報収集は風の噂頼みでした。
風の噂とは、療育に通うママさん方や療育先の先生など。「〇〇の学校は受け入れているらしい!」とか「〇〇の学校は受験に受け入れてくれるけど、サポートがない!」など。
でも、学校のサイトにも説明資料にも発達障害の子の受け入れ可能とはなかったため、情報収集は親次第という感じで難しさがありましたね。
現在はどうか分かりませんが、少しでも私学に興味がある場合は、早めに情報収集をスタートさせ、年中の頃までに学校を見て回り、選択肢を絞ると楽かなと感じます。(年長になって間に合う場合もあるので、諦めずに!)
発達障害の子の私立小学校受験、必ずしも幼児教室や塾へ通う必要はない!?
当時、発達障害の子を受け入れ可能な学校でかつ通える学校を3校見つけていたのですが、どの学校も健常と呼ばれるお子さんが行かれている塾や幼児教室に通わずに合格された方が複数いらっしゃいました。
なので、必ずしも幼児教室や塾に通う必要はないということになります。
ただ、一般的に考えると私学への進学を念頭に置かれている場合は、幼い頃からお教室に通っている方が多いと思います。有名校や偏差値の高い学校を検討されている場合は、テストや面接、行動観察などにパスする必要があるので、必須という認識なはず。
一方で、もともと障害枠がある学校もあるようで、その枠内で応募して受験をする場合は別。とはいえ、そういった学校も提携の療育施設に通う必要があるなどの暗黙の条件があると噂で聞いたことがあります。
ただ、それも学校側が明記しているわけではないので、憶測や噂という範疇にはなりますが・・。
なので、選択する学校によって大きな差があって、学校によっては必ずしも通塾が必要というわけではありません。
ちなみに我が家の場合はそもそも、年中まで転勤先の地方に住んでいたので、私学向けのお教室や塾はなく、一切通っていませんでした。通っていたのは療育のみ。
そして、関東に転居してからも療育のみでしたね。とてもじゃないけれど、普通のお受験用の塾や幼児教室にはついていけないだろうし、周りご迷惑がかかると感じたので、通わせようという気持ちはありませんでした。
ただ、四谷学院の通信療育講座をずっと受講していて、短時間ですが机に座って勉強するという習慣がついていたのは、結果論ですが役に立った気がします。(就学してからは勉強面でかなり助けられました。)
>>四谷学院の通信療育講座のリアル口コミ!メリット・デメリットとは!?体験談!
また、首都圏に引っ越してから幼児の一時期、特性のある子用の学習系の療育に通っていたので、椅子に座って活動する(工作、ゲーム、プリントなど)、皆の前で発表するなどをたまたましていて、それが受験の場面で生かされた気はしました。
でも、娘が通った小学校の場合は、そういったものに通っていないお子さんでも入学しています。
私学の小学校というと、お教室に通うイメージが強いですが、必ずしもそうでないということで、選択肢の幅が広がるのではないかと思います。
以上が、発達障害の子の市立小学校への選択肢、私立受験についてでした。
実際のところ、子どもの状況によっても選択肢の広がりが違うように感じます。
受験自体、普段と違うことをするので子どもにとっては少なからず負担がかかりますし、学校によっては受験のために塾に通う必要があるところも・・。
そうなると、子どもが塾に行くのを嫌がったり、適応できなかったりする場合は、一部の私学の受験は難しくなります。我が家は、名門校などは一切考えおらず、学校への適応ができるかと同時に周りにご迷惑がかからないか心配していました。
まさか私学になるとは・・まさかの結果に自分自身が驚きます。なので、「私学」という選択肢もあるということ、足跡を残しておこうと思います。