チェックリスト

我が家は娘が赤ちゃんの頃から年中まで、転勤先の信越地方で過ごしました。なので、発達障害を疑い、実際に診断されたのも、信越地方。

ちなみに、出身は首都圏県で、現在は首都圏に居住しています。

そんな、信越地方での発達障害の子の子育て、信越地方を離れた今、客観的に見ると、メリット&デメリットがあった気がするんですよね。これは、どの地域に住んでいてもあることですが、なかなか他の地域での子育てをする機会はないので、”メリット”や”デメリット”は見えづらかったんです。

ということで、今回は、信越地方で子育てをしていて”メリットだったこと”、”デメリットだったこと”をまとめておこうと思います!

ちなみに、信越地方は自然も多く、ご飯も美味しく大好きでしたので、ご安心くださいね!



ボタン 信越地方での発達障害の子の子育て、メリット&デメリット!まとめ!

電球

信越地方での子育てを振り返ると、下記のようなメリットとデメリットがあったように感じています。一つずつ簡単に説明しておこうと思います!



チェック ”メリット”、まとめ!

メモ 自然が多い!山と海がある!

海

自然がとにかく豊富だったので、雄大という印象ですよね。海もあるし、山もあるし、自然と触れ合うことが出来たことは、実はとても貴重なことだったりします。親も、心の安らぎになりました。

メモ 時間帯や日にちを選べば遊び場が空いている!

信越地方に生まれ育ったママさん方から、信越地方は遊び場が少ないと聞いていましたが、すごく豊富だったんだなと今になって思います。というのも、今住んでいる地域は足を伸ばせば確かにたくさんの遊び場がありますが・・、土日ともなれば激混み。混み具合が半端じゃないんですよね。

信越地方に居た頃は、早朝や夕方に時間を合わせて行けば空いていることがほとんどでした!平日の夕方などは、ガラガラで貸切状態だったことも!

大きな集団や、大勢の人が恐怖の我が子にとって、信越地方を離れてからは遊ぶ場が一気になくなり、外出よりも自宅を好むようになりました。

メモ地域の遊び場が豊富!

遊ぶ子供たち

信越地方は、支援センターといって、地域の遊び場がとても豊富でしたね!幼稚園や保育園で未就園児の遊び場を提供しているところも多く、我が家も赤ちゃんの頃から通いました。

特に信越地方の場合、車で移動するのが主流だったので、車で行けば、色々な地域の遊び場に顔を出すことが出来たのも魅力!

一方、信越地方を離れると、主な移動手段は公共交通機関。支援センターは、駅近くにあることも多く、地域によっては公共の遊び場が近くにないという方や、たまにしか通えない方もいらっしゃいます。

メモ 発達障害の子の受け入れ実績が豊富な園がある!

信越地方の園では、発達障害の子だとカミングアウトしても、温かく受け入れてくれる園が存在します。我が家が通った園も、そのような園!正直に子供のことを言うことで、たくさんの園に断れ続けた方でも、温かく迎え入れてくれ、その子の成長に導いてくれる園があります。

メモ 全国でも珍しい言語トレーニングが出来る医療機関がある!

病院

信越地方南区にある大通病院というとこだったかな、小児言語リハビリテーション科といって、言語トレーニングを行ってくれる施設がありました!そこで、子供専門のSTさん(言語聴覚士さん)がいらっしゃって、トレーニングを受けていました。

でも信越地方を離れて、子供専門のSTさんを探そうとしましたが、これがなかなか見つからず、継続できなかったんですよね。せっかく見つかったとしても、軽度発達障害だと対象外だったり・・。なので、とても貴重な機関だったことに後になって気づきました!

メモ 車で移動できるので、移動はとても楽!

車移動が主流だった信越地方。公共交通機関を利用することから考えると、移動に気を遣わずとても楽でした!首都圏に戻った今は、主の異動手段は公共交通機関。周りの方に迷惑をかけないよう、気を遣うことに疲れることがありますね!



チェック ”デメリット”、まとめ!

メモ発達障害への理解が薄い印象

くまと困り顔

あくまで我が家が信越地方に居た頃ですが、障害者専用の施設に行った際、発達障害と告げても、療育手帳がないということを理解してもらえず、正直なところ、本当に苦しい思いをしました。

我が家が当時、療育手帳の対象外と言われたのは、IQが高いからではなくて、ボーダーだったから。

普通の子の中では遊べない、でも障害者施設でも利用を断られ、行き場を本当に失くしていました。『発達障害と診断を受けています、でも療育手帳の発行は対象外』と伝えると、支援教育に携わる方であっても、『そんなことありえるの!?そんな例は今まで見たことない』と言われたり。

ただ、信越地方は診療機関や施設も増えてきているようなので、これから理解が広がるのではと思っています!

メモ療育施設が少なく、選択肢が少ない

娘の発達障害を疑った頃は、民間の療育施設などがなく、療育を選ぶということ、療育の回数を増やすということが、軽度発達障害の子の場合は不可能でした。市の施設で療育に通っていましたが、最後は2ヵ月に1度のペースでしたね。

首都圏の場合は、療育施設が迷うほどあり、体操や運動に重点を置いたものや、学習に重点を置いたもの、同じ状況のお子さんを集めたグループ療育など多種多様に存在し、選ぶことが出来ます。また、発達の遅れや特性のあるお子さん用の、習い事もあったりするんですよね。そうすると、親同士で、大変さを共有することが出来たり、定期的に相談する場が出来ます。

地域によって、大分差があることを我が家も引っ越しをしたことで分かりました。ただ、信越地方でも民間療育施設が出来始めているようなので、これから増えて行くはず!

メモ医療機関から支援へと繋がりづらい

我が家が居た頃は、発達障害の診察と言えば、大きな総合病院か県の医療機関でした。

そして、人気の医師は予約待ち期間が半年になることも・・・。なので、その時の困ったことを気軽に相談することは難しく、支援に繋がりづらかったんですよね。

また、医療機関が行政と繋がっている感覚がなく、市の福祉課の方から「お母さん、すごく大変そう。困ったことなどどこに相談されるんですか!?」と聞かれることも・・・。「私が聞きたいなー・・」なんて感じたことが何度かありました。笑

メモ 軽度発達障害の子が苦労しがちな印象

雲の多い空

発達障害でも、知的に遅れがあまりないお子さんもいらっしゃるんですよね。そんなお子さんが苦労しがちかなという印象でした。というのも、療育施設に、障害のある子のプール教室の案内があって、「通わせたい!」と思い連絡を取ってみることにしたんです。

ただ、利用するプールが障害者施設と呼ばれる場所にあるプールを利用することがあって、そこに我が子が入っていると、他のお母様から「なんで入っているの!?」と聞かれたり、「どこか障害なの!?」と質問され利用しづらい状況でした。また、指導者の方からは、「療育手帳を取って、施設利用登録を!」と何度も言われて、説明するのですが理解してもらえず・・。施設の受付に、「我が子は障害の診断を受けているので、利用申し込みをしたい。指導者にも登録するように伝えられました」と伝えても、理解してもらえず、対象外ですと言われるんですよね。

ということで、母である私が交渉したり、説明することに精神的に疲れてしまい、通うことは断念することにしました。

障害を持っていても、障害枠に入れないことがある。かといって、普通といわれる枠では浮いてしまう。娘の居場所はどこなのか、悩んだ時期がありました。

もちろん、理解してくださる方も居るのですが、理解して下さる方でそうでない方の幅が大きいな・・、そう思う感覚が実際にありました。

メモ公共交通機関を利用する経験はなかなか積めない

車移動が主流だったので、公共交通機関を利用する機会はあまりなかったですね!なので、公共交通機関を利用する経験を自然と積むということはなかったです!

メモ情報がクローズされている傾向

療育先でお会いしたママさんが誰一人として、カミングアウトされていなかったんですよね。公けにするというよりは、隠すという選択をしている方が多かった印象でした。隠すということは、意外にストレスがかかっていましたね。


以上が、”信越地方での子育てのメリット&デメリット!”でした。

”メリット”と”デメリット”を書くと、どうしても”デメリット”の方がインパクトが出てしまうのですが、メリットが必ずある!どの地域に居てもデメリットは必ずあります。

信越地方は、発達障害にまつわる受け入れ環境がこれから広がりつつある感覚なので、1年後、2年後で大分感覚が違ってくるかなという印象があります。なので、これからが期待!

たまには、デメリットに嘆きたくなりますが、それを嘆きつつも、その地域のメリットを存分に生かして子育てをしてくこと大事だなと私もまさに感じているところです。

それでは、また!

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