診察場面

 

娘が、発達障害を疑ったのは2歳半の頃。そして、たまたま相談に行った先で、「自閉症スペクトラム」と言われたんですよね。

本当に不思議な話なんですが、自ら発達障害を疑い、発達障害と告げられるのを覚悟で相談に行ったのに、診断名をズバリと言われた際はすごくショックだったんです。

どういう気持ちかと言えば、『頭で分かってはいるけれど、心が追い付かない、受け入れられない』という気持ち。

でも大丈夫!頭で分かっている場合は、時間と共に、子供の成長と共に受け入れられる時が来ます。

私の場合は、真に受け入れるられるまで、2年以上!約3年かかった気がします。

ということで、発達障害と告げられて、母の心が変化して受け入れられるようになったのか、まとめておこうと思います。

発達障害と告げられたら、心はどう動く!?どうやって受け入れられるようになる!?

紙飛行機

私の場合、覚悟していたのに、ショックだった自分にも腹立たしくて、もう色々な感情がめまぐるしく湧いてきました。

でも、これって自然に湧き出てくる感情だから、あえて押さえつける必要はなくて、しばらくは仕方ないと割り切ること、とても大事なんですよね。

母の心がしんどくとも、生活は普段通りに進むので、ちょっとしんどいけれど、その時できる最善の生活を送って気持ちが通過するまで待つ。気持ちに抵抗するとさらにしんどいので!

ただ、振り返って思えば、どの心の動きも、発達障害という事実を受け入れるための大事大事な過程だったのだと思えます。

では、どうやって受け入れられるようになったか!?心の変化を追うと、下記の通り。

---心の変化---

  1. ショック・悲しさ
  2. 否定・葛藤・受け入れられない
  3. 罪悪感・嫌悪感
  4. 愛情・受け入れ

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もう少し詳しく書くと・・

1.ショック・悲しさ

最初告げられた時は、まずドーンという響きが胸に届いた感覚で、頭とは裏腹に、悲しさが込み上げてきましたね!発達障害と言われた帰りに、車を運転しながら自然と涙が溢れていました。「大丈夫だからね、大丈夫だからね」と自分に言い聞かせていた気がします。なんだか、今思えば、懐かしいなと感じます!

2.否定・葛藤・受け入れられない

海

そのあと、自然と「こんなはずじゃなかったのに!」という現実を否定したい感情が出てきました!怒りも感じましたね!頭では、「何があっても大事な我が子、大好きな我が子」と分かるのに、その考えとは裏腹に感情が湧いてくる感覚。

この時に、自分にとって理想の子供、理想の子育て像があったのだと気づきました。それと異なるから、「そんなはずじゃない」、「理想の子育てがしたかった」、「何でこんなことに!?」という思いがワッと出てきた感覚。

ただ、理想の子育て像が自分に根付いていたことに気づけたこと、今になれば感謝しています。もしかしたら、理想の子供になるように、様々なことを押しつけていたかもしれません。

3.罪悪感・嫌悪感

上記の、2.を感じている自分に対して、罪悪感や嫌悪感がありました!人として、どうなの!?、母親として、ヒドイじゃない!って。もう、心の中はまさにしっちゃかめっちゃかです!めまぐるしく色々な感情が渦巻く!

4.愛情・受け入れ

笑顔の家族

こんな感情が渦巻く中でも、頭で『大事な我が子、大好きな我が子を受け入れたい』と頭で考えているので、受け入れようと本を読んだり、体験談を読んだりします。そうする内に、普段の我が子を見て、『やっぱり大事な子、大好きな我が子』と愛情を感じる場面が訪れます。

受け入れる時間は、人によって違いはあるかもしれませんが、ゆっくりと生活を通して、ありのままの子供を受け入れられるようになっていきました。今は、周りにも理解してもらいながら、生活をしています。


 

以上が、”発達障害と告げられたら、心はどう動く!?受け入れまでの心境、まとめ!”でした。

この心の動き、子供が発達障害と告げられた場合も、自分自身が告げられた場合、身近の方が告げられた場合、どのケースでも起こり得ることなんですよね。

私の場合は、妊娠中から、理想の子供像、理想の子育て像があったことから、それと全く異なる状況になった葛藤に長い時間を費やした気がします。

なので、真に受け入れられるようになったのは、発達障害と告げられてから2年半くらいかけて徐々に・・。受け入れたいと思ってからも、娘の成長を見て、「もしかしたら、発達障害というのは違うのかも・・」と期待することが何度もあって、また振出しに戻るということがありました。

中には、すぐに受け入れられられたという方もいらっしゃいます!ただ、それは、個人の考え方や状況にもよるはずなので、早く受け入れられる場合もあれば、なかなか受け入れがたい場合もあるはず。

ただ、「受け入れたい」と頭で考えていれば、必ず受け入れられる日が来る。そう感じます。

それでは、また!

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