ボタン

娘は小さい頃から手先も運動機能もとても不器用でした。

そもそも年少の頃になっても普通のボタンを押すことが出来なかったり、押すと出るタイプのハンドソープも力が入らなくて出せなかったりというレベル。

そうなると、当然ながらスナップボタンは難しいわけです。それに加えてボタンもチャックも難しいとなると、着がえの自立が阻(はば)まれるわけでして、それはそれは大変でした。

子ども本人も、自分でやりたいのにうまく出来ないストレスで大爆発。そして、お恥ずかしながら私もつられて爆発という悪循環に見事にはまっていた気がします。

そんなことから、大きいボタンの留め外しの練習を始め、次にチャックと共にスナップボタンの練習もし始めました。スナップボタンの練習が本格化したのは年中の頃でしたね。大分遅めなのかもしれませんが、それでも娘にとってはハードルが高いようでした。

でもそんな娘も小学校に入るまでにはスナップボタンの留め外しが出来るようになり(たまに硬いボタンだと難しかったようですが)、カッパなどは自分で着られるようになっていました。

ということで、どうやって、スナップボタンが出来るようになったか、我が家の練習方法について足跡を残しておこうと思います。

スナップボタンの練習準備!必要なものとは!?

我が家が本格的にスナップボタンのためだけに練習を始めたのは年中の頃でした。準備するのはたった1つ、スナップボタンです。下記のようなもの。100円ショップで購入できました。

スナップボタン

ただスナップボタンは、種類や大きさもたくさんあって、大きいものから小さいもの、柔らかくて留めやすいものから、硬くて留めづらいものまで、色々なタイプのものがあります。

理想は、大きくて留めやすいものを選ぶことなのですが、そればかりは購入してみないと分かりません。

ということで、少し出費はかさむかもしれませんが、大き目のものを何種類か買っておくのがオススメです。我が家の場合は2種類買って、1つのタイプは大人でも硬くて子供の練習用には向いていませんでした。

どうやって出来るようになった!?スナップボタンの練習方法!

本

我が家で練習していた方法や手順は次の通り。いたってシンプルで簡単です。

1.窪んた方のボタンを手のひらに乗せる

スナップボタン
まずは、上記画像の赤い矢印のボタン、窪んでいる方のボタンを子供の手のひら(利き手と反対の手、右手が利き手なら左の手のひら)に乗せます。

2.もう一方のボタンを1.の上に被せる

スナップボタン

次に、青い矢印のもう一方のボタンを、1.のボタンの上に被せます。娘の場合は、ここに辿りつくまでにもしばらくかかりました。

大き目のスナップボタンとはいえ、彼女にとっては細かい作業で、うまく取れないし、うまく乗らないしでとにかくイライラしていましたね。

なので、スモールステップで、まずは手のひらに乗せてみるところをゴールにしてしばらく取り組んでみるのもアリだと思います。

3.利き手の親指で押す

ボタン

最後に、2.で被せたボタンの上を利き手の親指で押します。

娘の場合は、押す力とバランス?が難しいらしくここでも悪戦苦闘していました。もちろん親指と人差し指で挟んで留めるのも良いのですが、小さい指だとなかなかうまく行かず、飛んでいってしまうのであまりオススメしません。

机の上や机にゴム製のマットや工作用のマットを敷いてその上で取り組むのもOKです。

このステップは、スナップボタンの練習の中でも山場。我が家の場合は、何度もイライラし、日にちをかえ、時間をかえて細々と長く取り組んでいる内に1つ出来るようになりた。

1つ出来るようになると、2つ出来るようになり、あっと言う間にたくさんのボタンを留めることが出来るようになりました。

失敗が続くと子どもも辛いので、大人がうまくサポートして出来たという経験を積んであげると続けやすいと思います。

4.スナップボタンのついた洋服でチャレンジ!

右肩上がりのグラフ

3.でスナップボタンが留められるようになったら、実際にスナップボタンがついている服を着る練習をしょましょう。我が家の場合は、カッパでチャレンジしました。

手のひらで出来ても、洋服となるとまたちょっと手の操作方法が異なってきます。

我が家の場合は娘の後ろに私が構えて、手を添えながら留めることを長期間、繰り返しやっていました。最初は、ほとんど私(母)が留めるイメージです。これを繰り返すことによって手や指の使い方をパターンとして覚えることが出来ます。

ただ、この過程でも、うまく出来なくて母子でイライラ発生。どうしてもイライラする日は取り組まないという選択がオススメです。イライラしたまま続けると、互いにヒートアップしてしまい逆効果になりがちなので、思い切って練習はお休みしましょう。

スナップボタン留め、出来るようになるには長い時間がかかりました。実際には、1年くらいかけて出来るようになったかなという印象です。なので、肩肘張らずに少しずつ、スモールステップで進んでいく印象ですね。

そして、出来るようになるときは突然出来るようになりびっくり。最初は両手で留められるようになり、その内片手でも留められるようになりました。

 

以上が、「スナップボタンが出来ない!どうやって出来るようになった!?」でした。

出来るようになるには成長具合やタイミングが必要なこともあるので、ゆったり構えて長い目で取り組むと良いと思います。

それでは、また!

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