娘は小さい頃から手先がとっても不器用だったんですよね。当然ながら、チャックは最初の留め金のところでつまずいてしまって出来ませんでした。
そんな娘ですが、少しずつ練習し、スナップボタンの留め外しが出来るようになった後、年長になって6歳を過ぎたあたりからチャック(ファスナー、ジッパー)の操作が出来るようになりました。
ということで、チャックが出来ないというお子さん向けに、どうやって練習をしたのか、我が家の例をまとめておこうと思います。
チャックが出来るようになる、コツ!
娘を見ていて、チャックが出来るようになるには次の3つのコツが必要だったと感じます。
- 小さいものを「つまむ」操作
- 左手と右手の協調した操作
- 固くないチャックを選ぶ
まずチャックの上げ下げにおいては、小さい金具をつまんで操作する必要があります。そのつまむ操作が弱かったり、出来なかったりするとつまずいていました。
そして、チャックの上げ下げに必要なのが、左手と右手の協調的な操作。これが娘の場合は特に難しかったです。チャックで最も難しい最初の留め金の部分の操作も左手、右手の協調的な操作が求められます。
これがなんとも難しく、いつのまにか片手しか使っていない状況に。なので、この両手を使うということは、長期的目線で繰り返し練習しました。
そして最後は、固くないチャックを選ぶこと。チャックにも色々と種類があって、やりやすいもの(ゆるい)とやりづらい(固い)ものがあります。子ども服は小さい分、固いものは大人でもちょっと手こずることがあるので、子どもはさらにハードルが高くなりますよね。
なので、出来るようになるまでは、やりやすいチャックを選ぶようにしましょう。
この3つのコツが揃うとすんなり。チャックが出来るようになりました。
子ども、チャックが苦手、出来ない!チャック(ファスナー、ジッパー)の練習方法とは!?
娘がしていた練習方法は次の通り。とてもシンプルです!
1.チャックの金具を『つまむ』ことが出来るかチェック!「つまむ」を練習する!
チャックが出来るには、まずは金具を『つまむ』という操作が必要なのですが、意外とこの「つまむ」というのが娘は難しかったです。金具が小さいので、うまく掴めないというか、掴む力が弱いとでも言いましょうか。
なので、最初の第一段階としての練習は「つまむ」でした。
どうやって練習するかというと、下記のような紐通しができるようなつまむおもちゃをフル活用。まずは大き目のものからスタートし、1つずつつまんで別容器に入れるというゲームをしたり、
紐を通して、何個通せるかゲームをしたりしましたね。この紐通しも我が家の場合は重要視していました。
というのも、チャックの留め金の部分は、左手で留め金の金具部分を押さえて、右片方の金具を右手で持ち留め具の中に入れるという両手の操作が必要になるんですよね。その操作がなんとなく紐通しの操作に似ている気がしたんです。
左手でビーズを持って、右手で紐をつまんでビーズの中に入れる、似ているんですよね。
ということで、このビーズをつまむ練習と両手を使って紐通しをする練習をしていました。大き目のビーズなので、このビーズが問題なく出来るようであれば、もっと小さめのビーズやおはじきなどに移行。
より小さいものをつまむ練習をしました。
こういったおもちゃではなくても100円ショップのビーズなど、色々なものを活用できます。ストローを切ってつまむ遊び、スポンジを適当に切った大きさでつまむのでも全然アリだと思います。
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2.留め金部分の操作を理解させる
チャックの上げ下げについては金具をつまんで上げ下げの操作に慣れてしまえばすぐに出来るようになると思いますが、最も難しいのが留め具の部分。
パーカーなどの洋服の左衣の下についている留め具の穴の中に、右衣の下についている金具をしっかりと挿し込む必要があります。そして、チャックを上げる。
その操作を理解しないと、自分でやるのは難しいと感じたので、まずは留め具の部分を観察させて、「ここの留め具の隙間にこれをしっかり挿し込むんだよー」と説明を繰り返しました。合わせて、しっかりと穴に入れたら、左手は掴んだままで、チャックを閉めていく(上げていく)んだよと伝えていました。
ここで、左手を離してしまうととせっかく挿し込んだ金具が外れてしまうことが多いので注意したいところです。
あくまでチャックの操作イメージを持ってもらうようにするのが目的なのでゆるりと説明しました。そして次はいよいよ本番の練習です。
2.ひたすら手を添えて、チャックの開け閉めを繰り返す
最後は、ひたすら大人が手を添えて一緒に開け閉めをすることを繰り返しました。動作を体で覚えるというところでしょうか。あまり失敗はしてほしくないので、最後は必ず「出来た!」で終わらせることを意識していました。
この段階で私の失敗から得た教訓は、急に子ども一人でやらせようとしないこと!我が家の場合、母である私が急に出来ないことに焦り、「じゃ、ほら一人でやってみて」と出来もしないチャックを無茶ブリしてしまったことがあったんですが、当然のごとく逆効果に。
最悪な場合チャックをすること自体に嫌気がさして、子供が拒むようになりかねなないので、最初は一緒に手伝うことが必須です。
そして、チャックの練習といっても長時間は飽きて無理なので、チャック付きの洋服をあえて着せるとか、1日数分だけチャックの練習をしてみるとか、無理なく長期的に取り組みました。
「これで本当に出来るようになるのか・・」と途方に暮れていた頃もありましたが、その日は突然にやってきます。突如として急に出来るようになるんですよね。「え?出来たの?」と親の方が驚きますよ!
以上が、チャック(ファスナー、ジッパー)の練習方法でした。
チャックが一人で出来ない頃、チャックをスイスイとこなす同年代のお子さんを持つ複数のお母さまに、「どうやってチャックの開け閉めが出来るようになったの!?」と聞くと、皆が口をそろえて「自然に」っていう答えが返ってきて、とても衝撃でした。
「そうか、練習せずに出来るんだ・・」と、驚いたのを覚えています。娘の場合は、手先を使うことには常に練習が必要だったので、衝撃だったんです。それでもゆっくりと、出来ることが増えていきました。
今出来ないことでも、成長して理解力が増し、出来ることがぐっと増えるので、長い目で見ること、大事かなと思います。応援しています。