就園や就学の時期、子供が発達障害と指摘されていたり、診断されていたり、その可能性を疑っている場合に迷うこと。それは、保育園や幼稚園、小学校などの教育現場で個別の支援を受けるか、加配をつけるかということ。
小学校の場合はおのずと、支援級にするかどうかという選択の時期でもあります。
実際には、支援や加配をお願いしても、園や学校で対応してくれるかは別の話し。就園や就学する地域によっても対応が違うと聞いてきました。
では我が家はどうしたか体験談をまとめておきたいと思います。
加配の申請をした理由!普通級のデメリット!
我が家は、幼稚園のときは加配や支援を直接園にお願いに行き、就学時は教育委員会や検討している小学校に話を聞きに行き、結局加配や支援をお願いする選択をしました。
なぜ個別的な支援をお願いしたかというと、娘の場合は支援を受けず他の同年代のお子さんと普通級に在籍した場合、彼女の成長において大きなデメリットになると思えたからなんですよね。
具体的には、同じ年代の子が当たり前に出来ることが出来ないことばかりで、心が潰れてしまう。生きていく上で確固たる軸となる自己肯定感すら失ってしまうと感じたからでした。
そんな加配や支援をどうやってお願いしたのか、体験談をまとめておこうと思います。
幼稚園や小学校、加配ってどうやってお願いした!?体験談!
就園のときも、就学のときも加配をつけてもらえるのか、幼稚園のときは園に直接お願いし、就学時は教育委員会や検討している小学校に直接、加配や支援等可能なのか聞きに行きました。
幼稚園の体験談
当時私が住んでいた地域では、保育園の場合、診断書や療育手帳を出すと一対一の加配が付けられる一方で、幼稚園は難しいと聞いていたんです。(その頃は、療育手帳を申請するかどうか、まだ迷っていたので療育手帳は未申請。)
となると、幼稚園の場合、加配や支援をお願いする場合は園に聞きにいき、交渉が必要でした。それに伴い、加配や支援が必要だということを園に理解してもらうことも必要。結果的に、小児神経科の医師に診断書を書いてもらい、園長先生にアポイントをとって、その診断書を提示しながら、加配や支援をお願いできないお伺いしにいきました。→ドキドキしましたね~!
結果的には、支援対象の園児が他にもいて、一対一の加配は付けられないけれど、補助の先生が学年単位で数人いるので、支援が必要な活動の時は補助の先生が支援してくださるということになりました。
小学校の体験談
小学校では公立の小学校を最初に考え、教育委員会に相談。小学校に見学に行き(普通級、支援級両方)、その際に明確ではなかったのですが、療育手帳があれば支援が付きやすく、療育手帳がなければ支援は難しいこともあるというようなニュアンスでお話がありました。
はっきりは言われませんでしたが、療育手帳の取得が条件なのかな・・、とふと感じましたね。その小学校はマンモス校だったので、支援対象のお子さんが多数いて手が回らないのは確かだろうなと思えました。
他には検討していた小学校に直接に聞き、同じように支援等が可能なのか聞きに伺いましたね。
結局、支援をしていただるというい別の学校に入学しましたが、我が家の経験からすると学校や学校の規模、地域によって、加配や支援の条件が異なる印象でした。
ただ、園でも小学校でも、一対一の加配はなかなか難しいことが分かります。
なぜ、加配つけてもらえないのか。理由とは!?
幼稚園や小学校の規模や状況にもよりますが、人件費の問題が絡んでいるように思います。
人を雇用するのには限りがあって、その中で、一対一の加配をつけてしまうと、他の子が支援できなくなります。園や小学校には支援が必要なお子さんは一定数いると思うんですよね。特に規模が大きい園や小学校であれば、グレーゾーンのお子さんから障害を持つお子さんまで多数いらっしゃるはず。
となると、数人の補助の先生で支援対象のお子さんみんなを支援したい、そう考えるのは真っ当なような気がします。
見学に行った園の中では、兄弟が在園もしくはその園から卒園した子の兄弟で加配依頼が早い順に一対一の加配がつくという条件付きのところもありましたが、狭き門。
やはり一対一の加配は園や小学校としても、なかなか難しいのです。
幼稚園で加配をつけてもらうために提示された最低条件とは!?
園で支援をお願いしたのですが、その際に提示されたことが、
- 園への協力のお願い
- 補助金申請の際に協力依頼
でした。最初に通った園は、療育手帳の取得等なくても療育に通っていたり、診断書を見せたりすることで支援いただける園だったのですが、入園すると、すぐに役員をお願されました。
あとは、毎年、県?市?からの補助金申請の協力を依頼されました。支援対象の園児がいると申請することで、園に補助金が入ります。
これら全て協力していました。これも園によって異なると思います。
一方で小学校はというと、条件は特にありませんでした。
最後に・・
一度支援を受けたら、ずっと支援なしでは生活できなくなるのではないか。余計に自立を阻むのでは。いわゆる一般と呼ばれる子と同じような環境で育った方が伸びるのでは...
こんな思いがぐるぐると頭をめぐっていました。
同じように悩んだ我が家の例が、少しでも参考になれば嬉しいです。