夕日と海

 

我が家は、小学生になるタイミングでその時通っていた外部療育を全て辞める選択をしました。

続けてきた療育を辞めるというのはかなりの勇気が必要だった気がします。なぜなら、すでに習慣化している療育を継続しないことで、子どもの将来に不都合が生じるような不安があったからです。

では、実際療育を辞めてどうなったか、不都合が出たのか、我が家の体験を1つの例としてまとめておこうと思います。

療育を辞めて良かった!一旦全て療育を辞めて、結果的にどうだったか。

四つ葉のクローバー

幼児期に通っていた療育機関は、小学生になっても利用できたのですが、小学生になるタイミングで幼児期に通っていた療育機関を全て辞める選択をしました。

ただ、私が仕事をしていたこともあり、仕事時間捻出のため、これまでの療育機関の代わりトレーニング系の療育ではない自由遊びが出来るデイサービスを利用することにしました。その結果どうだったかというと、一言でお伝えすると、

今までの療育を全て辞めて良かった!

です。どう良かったのかというと、娘の場合は自己肯定感が育まれ、以前よりも良い方向に成長していきました。

これまで通っていた療育はどちらかというと、彼女の好きなことを通して行う内容ではなく、決まったメニューをこなす内容(トレーニング・勉強系)だったんです。

具体的な例でいえば、娘は手先が不器用で製作は大の苦手。パニックになってしまうことも多かったため、幼児期はいわゆるトレーニングをする療育を選び通っていました。でも、娘の場合はどうもうまくハマらない様子だったんです。心が安定しない感覚。

生活上必要な動きのトレーニングといいつつ、苦手意識が強いものを強制的にやらせているようで、娘もそして見ている私も精神的苦しかったんです。

なので就学を機に通っていた療育全てを辞め、心の安定につながるデイサービスを契約。自由遊びメインの療育(デイサービス)に変更しました。

するとびっくり。今日はこれを作らなければいけない、このプリントをやるといったゴールがないため、その日自分の好きなことが出来てとにかく楽しそう。

制作や工作も作らねばならない枠がなく、好きなように自由に表現できるため、自分のこう作りたいというイメージをなんとか成し遂げようと、苦手だったはさみや手先を使う作業を先生と自らチャレンジするようになりました。

好きを通して、トレーニングに繋がるように・・。次第に心も安定し、小学生の時には「図工が好き!」と授業に肯定感も得られるようになりました。好きのパワー恐るべし。

これはあくまで娘の例なので、それぞれのお子さんによって合う合わないはあるかと思いますが、我が家の場合は思い切って療育を辞めて良い方向へと進みました。

何よりも、好きなことをたっぷり出来ることで、心の安定が保てるようになったこと、これが大きな成果でしたね。心の安定があるからこそ、苦手なことにもチャレンジできる。

娘の場合は、一旦療育を辞めたことが功を奏した結果になりました。

我が家が療育を辞めた3つの理由とは!?

全て療育を辞めるというのは、とても勇気が要ることでした。当時、最初の頃は療育を辞めることへの不安の方が強く、辞めるという選択肢はなかったんです。

それがなぜ、療育を辞めることになったのか、理由は、下記3つありました。

  • 継続希望していた1つの療育施設が定員オーバーで利用できないことが分かったから
  • 通っていた療育先で娘の楽しそうな様子がなく、その療育に疑問を抱いていたから
  • 好きなことをたくさんさせた方が彼女らしく伸びるのではないかという思いがあったから

そして、思い切って全ての療育を辞めるという決断をするきっかけとなったのが、上記理由の1つ目、幼児期に通っていた療育施設が小学生になると定員オーバーで通えないと分かったからでした。

療育先で娘に笑顔がないのもずっと気になっており、このままで良いのかという疑問が心の奥底にあったことも相まって、どうせ通えないのだからこの際に全てリセットしようと思えました。

間口は広げたままで、子どもに合う、家庭の方針に合う療育やデイサービスは積極的に利用!

葉と光

その後どうしたか、相変わらず彼女の好きを伸ばせるデイサービスに通いながら、小学生も中学年くらいになったところで、子どもが行きたいと思える運動・学習系のデイサービスが見つかり、家庭の方針ともマッチしていたため通うことになりました。

我が家の場合は、家庭の方針として「一切療育は受けさせない」というスタンスではなかったんですよね。間口は開けたままにしておいて、良い機関やサービスがあれば積極的に利用するという方針でいます。

我が家が大切にしているのは、娘の楽しい姿や笑顔が見られるということ。これは小学生になる際に一旦全ての療育を辞めたことで分かったことでした。

娘の場合は「楽しい・好き」という活動を通して、苦手なことにチャレンジできると分かり、療育やデイサービスを選ぶ上では、娘の笑顔が見られるということを軸にしています。

そして、そんな軸に叶う機関やプログラムがあれば、積極的に利用する、そういうスタンスが出来上がりました。

以上が、「小学生になるタイミングで、外部療育を全部やめたワケ!療育、やめて良かった!?」でした。

我が家の体験が少しでもストレス軽減に繋がれば嬉しく思います。応援しています。

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