空にハテナ

『療育手帳を取得した方が良いのか・・!?』

療育手帳を取得するまで、この疑問がずっと頭の中をぐるぐる回っていた気がします。特に園児の頃!

結局我が家は、就学を機に療育手帳を取得することにしました。

>>療育手帳を取るきっかけ
>>療育手帳を取得しようと決めた、3つの理由!

そんな療育手帳の取得において悩んでいた頃に知りたかったのが、”療育手帳を取得する、メリット・デメリットについて”

メリット・デメリットは、療育手帳の種類によっても異なるのですが、娘の場合は、軽度発達障害というカテゴリーに属すタイプで、療育手帳の種類も最も軽度のもの。そんな我が家における、療育手帳取得のメリット・デメリットについて、今回はまとめておこうと思います。

療育手帳は取得した方が良い!?療育手帳のメリット・デメリット!

チェックリスト

ちなみに我が家における、療育手帳取得によるメリット・デメリットは下記の通り!

実際には、デメリットはあまり感じませんでした!

メリット

支援やサポートを受ける対象という証拠になる

面談

娘の場合、一目見ただけでは困難を抱えていることが理解してもらえずにいました。

幼稚園や小学校などの集団生活の中でも、最初の内は緊張しているせいか素(取り乱すことやパニックなど)が出ない。だんだんと、緊張がほぐれてくると集団を乱す行動や、不適切な行動が出てくる傾向がありました。

なので、最初は、「何が問題なのか全然分からない」と言われたり、発達障害と診断されて、障害児用のサービスを利用しようとすれば、「なぜ利用する必要があるのですか!?」と聞かれたり、「利用対象外です」と言われることも!ガーーーン!→すっごくショックだった!

ある程度時間が経つと、周りも理解してくれるのですが・・・なかなか分かってもらえずに居ました。

なので、療育手帳を取得していると伝えると、娘が支援やサポートを受ける対象ということがすぐに理解してもらえるようになり、母のとしてはとても楽になりました!

支援やサポートをお願いしやすい

就学相談の際に、療育手帳を取得していると加配がつきやすいということを教育委員会の担当者の方から言われたことがあります。

公的に支援する対象ということが分かることで、園や学校側も人員の準備をしやすいとのこと。

また、親側としても、支援やサポートが必要ということを主張するのにためらいを感じなくなりました。

特典や税金の控除が受けられる

電球

手帳の種類によっても特典の内容がガラリと変わりますが、最も軽度のカテゴリーとされる手帳でも、遊園地や動物園などのレジャー施設が割引になることが多々あります!また、公共交通を利用する際も割引になることが!(少ないですが!)

さらに、地域によって違いはあるかもしれませんが、障害者控除というもので、年末調整や確定申告の際に手帳があると所得税や住民税が控除されます!つまり、税金が少し安くなるということ!これは嬉しい!

民間の療育施設やデイサービスの利用がしやすい、手続きが楽!

本

首都圏の場合(地域やご家庭の所得によって差があると思いますが)、療育手帳がなくとも発達障害を抱えているお子さんの場合は、とても有り難いことに、民間療育施設の利用費を一部自治体が負担をしてくれるんですよね!

ただ、療育手帳があると、支援対象であることがすぐに分かってもらえるので利用がスムーズで、手続きもとても楽でした。

療育手帳を取得する前までは、毎年診断書の提出を求められ、その度に受診し診断書の費用も支払っていました。この受診が、自分の希望する時期と違うこともあってすごく大変だったなと振り返って思います。

そして我が家の場合は、引っ越しをしたこともあって、新しい地域で民間療育施設を利用しようとした際、まずは受診できる病院探しから始まり、診断書をすぐに書いて下さる医師を見つけるのにも苦労しました・・。トホホ

他にも、園側から補助金申請をしたいと言われ、診断書の提出をお願いされることが多々あったのですが、これも、療育手帳があれば、そのコピーで済むんですよね!

障害児用のサービスを利用する場合は、療育手帳を取得していた方が、手続きは断然楽に感じます。

子供の特性を認め、受け入れるきっかけになりうる

四葉のクローバー

療育手帳を取得することで、本当の意味で、ありのままの娘を受け入れるきっかけになったと感じます。

手帳を取得する前も、子供が発達障害を抱えていることは理解していると思っていましたが、どこかで、「普通なんじゃないか・・」と認めたくない気持ちがあったなぁと振り返って思いましたね!(普通って何!?って自分でも思うんですけどね!不思議とそういう感情を無意識に抱いていた気がします。)

そんなブレてしまう自分の気持ちに終止符を打つきっかけになったのが、療育手帳の取得でした。娘が困難を抱えている状況を理解し、彼女のありのままを100%受け入れるきっかけになりました。

デメリット

継続して所持するには更新が必要!継続して取得できるとは限らない!

くまと困り顔

そうなんです!療育手帳を継続して所持するには、定期的に(1年や2年など)更新が必要!そして、その更新には取得条件に当てはまるのか、検査などが行われます。もしも、検査結果で、条件に当てはまらなければ、療育手帳は継続所持が出来ないんんですよね。

実際に、成長と共にIQが上がってしまって、療育手帳を更新できずに困られている方の話しを耳にします。例えば、障害者枠で就職を考えていたのに、手帳が更新できず難しくなった・・など。

特に、軽度発達障害というカテゴリーに属すお子さんの場合、知的な遅れがさほどないお子さんやボーダーと言われているお子さんも多くいらっしゃるはず。そうなれば、更新できない可能性も高くなります。

そのリスクは、頭に入れておいた方が良いですね!

手帳を利用、提示で障害児という枠組みで見られる

これは当たり前の話しなんですが、中には、デメリットに感じる方もいらっしゃるかもしれません!

>>療育手帳を取得してしまうと、周りに子供が発達障害だと知られてしまうのではないか!?

でも、手帳を利用・提示しなければ、周りには分からないです。

 


 

以上が、我が家が感じた、”療育手帳の取得における、メリット・デメリット!”でした。

手帳の取得までは、なぜかとても緊張していましたが取得してみると、我が家の場合はメリットの方が断然に多いです。

そして手帳を取得する時期ですが、子供が成長して思春期になると、お子さんの意志もあり、取得が難しいケースもあると聞いています。その辺りも考慮しながら、取得をするかしないか、判断すると良いかなと思います。

それでは、また!

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