娘は小さい頃は特に、手が汚れることは苦手。だから、砂も粘土も苦手でした。砂浜は触れただけで号泣。赤ちゃんの頃から1歳、2歳、3歳、4歳までは、特にその傾向が強かったです。
同年代の子が楽しそうに粘土で形を作って遊んでいる姿が眩しく見えて、母として落ち込むこともありました。
でも結果としては、小学校1年生の頃には粘土を触って、捏(こ)ねたり、形を作ろうとしたりと少しは遊べるようになりました。
ということで、粘土遊びについて、我が家の足跡を残しておこうと思います。
なぜ粘土遊びが出来ない!?3つの理由とは!?
娘が粘土で遊べなかった理由は次の3つあり、①から③まで順に理由が変化していきました。
- 手が汚れるのが嫌だから
- べたべたした感覚刺激の方が気になるから
- 不器用(形を作ることができない)で不快だから
粘土が嫌いな最初の理由は、①手が汚れるのが嫌だから。とにかく、汚れるような遊びは嫌がりました。なので、砂遊びも大の苦手。大泣き状態だったのを覚えています。
そして次の段階はというと、徐々に粘土を触ることが出来るようになり、粘土のベトベトした感覚の方に意識が集中するように・・。
②粘土のベトベトした感覚の方が気になり粘土で遊べない時期が訪れました。粘土で形を作って遊ぶという、本来の遊び方が全く出来ませんでしたね。
何をしているかと言えば、粘土を触ってべとべとした指をずっと観察するのみでおわり。周りからは「気になるんだねー。」とか「観察好きなんだね。」と温かい言葉をかけてもらっていましたが、母としては雑な気分でした。
そして最後に訪れたのは、③不器用でうまく形を作れずにイライラして粘土遊びができない時期です。園児の頃でしたが、お友達がしていることに少し興味が出てきて、真似をしようと粘土遊びに挑戦するのですが、形が作れないのです。
作りたい気持ちと自分の手先の機能の発達が追い付いておらず、上手く出来ないことから、イライラが爆発して粘土遊びを放棄。持っている粘土を投げてしまったり、道具をわざと床に落としたり、まぁ大変な時期でした。
これまでこのサイトの記事をお読みいただいている方はご存知かと思いますが、娘はそもそも力がなくて、捏(こ)ねる、押すことすら難しさがありました。
そう考えると、最初から形を作るのなんて無理なんですよね。でも、同年代の子は楽しそうに形を作っていて、真似をしたい。そんなジレンマから感情が乱れてしまい、粘土遊びの障壁となっておりました。
でも逆に言えば、粘土遊びは、押したり捏ねたりするので、手先の機能を養うのにはとても良いおもちゃだということに気づきます。
粘土遊びができない!発達障害なの!?
娘の場合は、発達障害だったのですが、粘土遊びが出来ないというだけで、粘土遊びが出来ない=発達障害にはならないと思います。
娘が通っていた遊び場でも、粘土遊びを楽しむお子さんと、粘土には興味を示さないお子さんもいらっしゃいました。大人でもいますよね、運動神経抜群だけど絵が驚くほど苦手な人や、運転だけは苦手の人とか。
好き嫌いの問題や得意不得意もあるので、粘土遊びが出来ないからといって、それが発達障害であることを決定づけるわけではありません。
ただ、他にも心配ごとや不安ごとがあったり、集団生活に問題があったり、定型発達から差があったりなどがあれば、保健師さんや地域の相談窓口に相談してみると良いかもしれません。
粘土で遊べない子、成長してどうなった!?
粘土の感触や汚れが気になって手ばかりを見てしまっていた娘ですが、年中の頃から粘土を自らの意志で触ろうとし始めました。
年中の後半は、丁度人への関心が少しずつ出てきたタイミングだったので、お友達が触って楽しんでいる姿を見て、『触ってみるか・・』という様子があって、少しずつ自発的に触るようになったんですよね。
年長になると粘土でなんとか形を作ろうとするようになったんですが、この頃はものすごく大変でした。 思い通りに粘土で造形出来ずに癇癪を起すことが多く、母としては悩みしんどかったです。
そして小学生になると完成度はどうであれ、思い描いたものを粘土で作ろうとし、作るように!得意ではないので、大好きな遊びとまでは行きませんでしたが、たまに『粘土で遊びたい!』なんて、以前では考えられなかったお誘いがありました。
小さい頃は考えられなかった変化に驚きと感動がありましたね。
粘土遊びのために役立ったツールとは!?風船の中に小麦粉!?手の汚れない粘土!?
我が子の場合は、粘土のべとべとした感覚が苦手だった時期と、逆にベトベトの感覚が気になりすぎて遊べない時期とがありました。
手の汚れが気になって遊べなかった時には、、友人の臨床心理士さんにオススメされた風船の中に小麦粉を入れて遊ぶことをしていました。
膨らんでいない風船を準備し、その中に小麦粉を入れてふっくらさせます。小麦粉がこぼれないように風船の口を閉めたら出来上がり!その小麦粉の入った風船を触るとびっくり、粘土みたいに弾力があって、指でぷにぷにと押すことが出来ます。
このツールは、造形は出来ませんが、粘土を押すというような手先のトレーニングにもなるし、押す感覚を学ぶツールとして活躍していました。
そして、ベトベトの感覚が気になりすぎて遊べない時期はというと、手に付きづらく造形しやすい、室内でも遊べるような砂を代用して造形の遊びをしていました。
当時使っていた商品はもう販売はないようですが、下記のような砂を購入して自宅で遊んでいました。
普通の砂よりはまとまりがあって造形がしやすく、粘土のように少し弾力のある砂で、押したり型に入れて固めて造形する遊びが出来たんです。
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こういった砂だと、粘土ほどベトベトしないので感覚刺激に囚われすぎずに造形出来るので、造形の練習にはとても役立ちました。
手の汚れない粘土ってある!?
以前から、ボーネルンドで手にくっつきにくい粘土として、かんてん粘土というものが販売されています。
ボーネルンド以外にもかんてん粘土と調べると商品が多々出てくるはず。
>>かんてん粘土を見てみる(amazon)、(楽天市場)、(Yahoo!ショッピング)
このかんてん粘土は娘が幼い頃から販売されていて当時購入してみたのですが、力のない娘には硬すぎてうまく使いこなせず、残念ながらお蔵入りとなってしまいました。
当時のかんてん粘土は、形を作るという意味では、普通の粘土の方が柔らかくて作りやすい印象でした。
ただ、当時よりは商品も改良されている可能性もありますし、お子さんによっては問題なく遊べる可能性もあるので、気になる方は試してみるのもアリだと思います。
>>かんてん粘土を見てみる(amazon)、(楽天市場)、(Yahoo!ショッピング)
以上が、我が家の粘土遊びについての足跡でした。
粘土遊びも砂遊びも我が子は無理なのだと思っていましたが、成長すると急に興味を示したり、出来るようになったりします。
ただ、出来なかったことが出来るようになったからといって、良い結果になるとは限らない・・。粘土遊びが出来なかった頃は、粘土遊びができることに憧れましたが、粘土遊びに興味を示し遊び始めた頃は癇癪がひどく、粘土遊びが出来なかった時期を懐かしむ結果に。
出来ることが増えたらまた別の道が続き、後退しながら少しずつ前に進むというような歩みをしています。
我が家の足跡が少しでも参考になれば嬉しく思います。