娘は3歳半の時に発達障害と診断されました。
その前から発達障害の可能性を示唆され、その事実を身内にも伝えようと、実両親に話しましたが、まあうまく行かなかったんです。今の時代であれば、おじいちゃんおばあちゃん世代もすんなり理解してくれるのかもしれませんが、当時の私の場合は一筋縄では行きませんでした。
案の定、一時期は祖父母(私の両親)との関係性がこじれ、距離を置き、帰省もしなかったほどに。
でも、祖父母も人間。祖父母の時代には、発達障害なんてなかったのですから、なかなか理解できないのはある意味当然のことでした。
とはいえ、私だって人間。必死に子どもの障害を理解し前に進もうと必死でもがいている時期で、理解しない祖父母を大きな心で理解しようとする心の余裕は当時ありませんでした。
そんな両親も長い時を経て、娘の障害を受け入れ、共に応援してくれる存在になりました。
理解して応援してもらいたい両親(祖父母)が、子どもの障害を受け入れてくれないのはとても辛いものがあります。でも、例え、ご両親(子どもにとっての祖父母)が今の時点でお子さんの障害に理解を示してくれなくとも、長期的に見たら今後受け入れてくれる可能性はあります。
私もそんな経験をした身ですが、我が家の経験を話すことで、今辛い状況の誰かの励みになれば嬉しく思います。
ということで、我が家の祖父母へのカミングアウト失敗談、足跡を残しておきたいと思います。
子どもの成長遅れや発達障害の疑いを伝えたときの、祖父母の反応とは!?
実は乳児の頃から娘の発達具合が気になり、不安があったんです。なので、私の両親には幾度となく娘の発達への不安は伝えていました。その度に両親が言っていたのは、
子供は皆それぞれ個性が違うし成長スピードも違うから、大丈夫よ。
というようなこと。ごもっともな返しですし始めての子育てをしている身としては、安心感が芽生える有難い言葉です。なので、娘が2歳になるまでは、私もこの言葉に安堵しながら娘の成長を見守っていました。
がしかし、娘の年齢が重なる内に、周りの同年代の子と明らかに違う様子が明確に。そうなると、そんな言葉じゃ不安が拭えなくなりました。
その頃から「娘が発達障害だと思う」ということや、「障害の可能性があるから療育に通い始めた」というようなことを私(母)両親に話すようになりました。その途端、両親の態度が一変。話しを聞いてくれるどころか、両親からもう批判を受けることに!
実際には、
- なんで娘をそんな特別視するんだ!?
- 障害を疑われて、子どもが可哀想!
- 遊びに連れて行ってないから発達が遅いんじゃない!?
なんて、言われていました。
もうね、最初の頃は全く理解してもらえなかったんです。両親もすぐには受け入れられなかったんですよね。我が家のように、グレーゾーンに該当するお子さんの場合は特に、理解に時間がかかるのかもしれません。
我が家の場合は、正式な診断の前に、医師から発達障害の可能性を示唆されていたので、その時から発達障害の本を読み始め、良かった本を娘に接する周りの身内にもと思い、両親(子どもの祖父母)に本を贈ったんですが、案の定、お蔵入り。
読んだ形跡もなく、綺麗な状態のまま奥にしまわれていました。後に聞いたら、母(子どもの祖母)は一度も目を通さなかったということ。
その頃は私が、発達障害を前提に行動することが両親には理解できなかったようで、何か報告すると、母(祖母)が不機嫌になってしまったり、私の行動が間違っているという方向に話が進んでしまったり、とにかく話がまともに出来ませんでした。
このような状況で穏便に事が済むはずもなく・・。そんな状況と、娘の発達に不安を抱える私のストレスが相まって、とある事で母(子どもの祖母)と大喧嘩に。もはや今となっては、どんなことがきっかけで大喧嘩となったのか全く覚えていません。w
それから、半年くらい私も意固地になってしまい、祖父母(両親)との連絡はほとんど取らず。娘のこともあまり話さず・・。当時は転勤先の地方にいて、実家は首都圏だったため、お正月も挨拶程度の帰省のみ。
最初の頃は、両親に加え夫も理解を示さなかったので、一人で抱え込み狂いそうな時もありましたね。今となって振り返ると、「懐かしいなぁ。」と穏やかに振り返れるのですが、当時は1人で必至でした。
まさに、祖父母(両親)へのカミングアウト失敗。失敗ではあるけれど、この時にカミングアウトをしていなければ、娘の障害を受け入れるのはもっと遅くなったはず。
なので、経験するべき失敗であり、あの頃のカミングアウトがあっての今があると感じます。
ただ、今振り返ると、祖父母(両親)へのカミングアウトに関して、大きな勘違いをしていたなと思います。それは、カミングアウトすれば、両親はすぐに理解をしてくれるというという固定概念があったこと。
これが私のカミングアウトが大きな失敗となった原因です。
発達障害のカミングアウト、大きな失敗の原因とは!?カミングアウトは理解への始まりに過ぎない!理解を期待すべきじゃない!?
私の場合、カミングアウトをすれば、当然のように子どもの祖父母(両親)が理解をしてくれると勘違いしていました。
なので、我が家の失敗は、「カミングアウトすれば、私(母)の思う通りに理解をしてくれるという勘違いが前提で、カミングアウトしてしまったこと」でした。
でも良く考えれば、カミングアウトはこちら側が打ち明けるという意味で、カミングアウトされた側の捉え方は自由ですよね。カミングアウトした方が、された側の感情や捉え方をコントロールすることなんてそもそも出来ません。
それを、すっかり忘れていたんです。
身内なら、カミングアウトすれば理解してくれる、私の話しを聞いてくれる、それが当たり前だと勘違いしていたことに気づきました。
この経験から分かったことは、カミングアウトは、理解への始まりに過ぎないということ。よって、カミングアウトにおいては、過度な期待は禁物。オススメしません。なぜなら、期待が大きすぎると、理解してもらえなかった時のカミングアウトした側のダメージが大きいからなんですよね。
なので、カミングアウトをすることで、理解への始まりの地点に立ったという捉え方がオススメです。
カミングアウトしなければ、理解への門も開きません。なので、カミングアウトする相手は選んだ上で、相手が理解するか否かは別問題であるということ、どこか頭の片隅に置いておきいましょう。
発達障害、祖父母(母の両親)へのカミングアウト、その後どうなった!?
一時は、娘の発達障害を理解してくれない両親に不満を抱き、関係が崩れてしまいましたが、長い時を経て、両親が徐々に事実を受け入れ、理解してくれるようになりました。
子どもの就学を機に、支援級にするかなど教育委員会や第三者を交えて考えていたのも大きかったようで、完全に受け入れたように思います。
今は、世の中で発達障害が認知され、当時よりは受け入れやすい風潮を感じますが、こればかりは人によって、地域によって異なります。
ただ言えるのは、障害を受け入れてもらえなかったからといって一生理解してくれないとは限りません。時期を経て、どこかで理解してもらえる可能性は大いにあります。
両親(祖父母)も人間であり、私も人間。相手の感情や捉え方をコントロールすることは出来ません。
身内から理解が得られないことはとても辛いことですが、そんな時は地域の支援機関等を利用したり、同じ状況下にいるママたちと話をしたりして心を守りましょう。
私の足跡を残すことで、少しでもホッとできる瞬間がありますように。応援しています。